顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第72回 25年11月作品・選句・作者披講

            兼題    「団栗」   「茶の花」  「木枯 」  「囲炉裏」
 
 
 
     

   牛 道
1 トトロかな団栗積みて子を騙す      【秋春】
 
2 手のひらにどんぐり載せて唄いだす   【しらぶる】
 
3 団栗や落ち葉の下で転がりぬ      【道草】
 
4 団栗のままごと遊び馳走かな      【牛朗】
 
   
5 どんぐりを追ひて木陰のリス速し     【法被衣】
 
   歌 牛 し 法 道
6 どっちかとどんぐり握る児のこぶし    【祥雲】
 
7 パソコンの前で団栗遊ばせり       【羽林】
 
   祥 秋 羽 し 法
8 お下がりの服より団栗こぼれ落ち    【歌子】
 
   牛
9 纏足の宿命悲しきお茶の花        【秋春】
 
   
10 茶の花を新幹線から探しけり      【しらぶる】
 
11 茶の花や絣姿がよく映えて       【道草】
 
   羽
12 茶の花に 少し休みぬ箒の手       【牛朗】
 
   歌 祥 羽
13 茶の花や遠くに笑みの老夫婦      【法被衣】

     歌 羽 し 法 道
14 茶の花の奥に浄土の光かな        【祥雲】
 
   歌 牛 祥 法
15 茶の花や職人揃ふ地鎮祭         【羽林】
 
   し     
16 泣きにきて白き茶の花揺れ通す      【歌子】
 
17 凩一号手を離さずにきっと向く       【道草】
 
18 日曜日木枯待ちて耳覆う          【秋春】
  
   歌 牛
19 木枯へ向かう自転車低姿勢       【しらぶる】
 
   歌 秋 し
20 木枯に背を押されゆくポストまで    【牛朗】
 
   祥 
21 木枯や一人佇む海の縁         【法被衣】
 
22 木枯や肩寄せ合いて鍋つつく      【祥雲】
 
   秋 道
23 木枯や出会ひ頭にぶつかりて      【羽林】
 
   祥 秋 法
24 木枯やひしと抱き合う始発駅       【歌子】
 
25 胸躍りあたま隠して深囲炉裏      【秋春】
 
   秋 羽
26 ぼんやりと炎見つめる囲炉裏かな    【しらぶる】  
 
   歌 牛 し 法
27 炉にかざす米寿の母の曲がり指     【道草】
 
   羽 道
28 息とめて囲炉裏の灰に描く模様     【牛朗】
 
   祥 道
29 朝餉には灰清めらる囲炉裏かな    【法被衣】
 
   秋 し 法
30 また同じ父の話や囲炉裏端        【祥雲】
 
   牛
31 あれこれと思ひ出話囲炉裏端       【羽林】 
 
   秋 羽 道
32手をかざし昔話の囲炉裏かな       【歌子】
 
 
 
 
 
 
第72回の選句と作者の発表をいたします。
(申し訳ありませんが、記載漏れや間違いがないか、各自お確かめください)
今月は、秋春さんが初参加されました。女性のご登場、大変うれしく思います。
それぞれの感想は、追って掲載しますので、お待ちください。