顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

法被衣さん 第75回

⑤法被衣さんの作品

春菊の花の放射の刺身かな 【法被衣】
春泥の珍しくあり大都会    【法被衣】
潮騒や椰子の梢におぼろ月 【法被衣】
 
    
    法被衣さん選【 25、6、22、9、2、11】
 
   25 丸くなる朝の挨拶水温む
     丸くなる、の表現がなんとも絶妙。

   6 徘徊の思惟連れてや春の泥
     身近な問題になりつつありますね。

   22 白粥の海に梅干し建国日
     シンプルで鮮やかな色が目に浮かびます。

    9 春泥や生家に続く狭き道
     狭い道だからこそ未舗装なんでしょうか。
     不便でも風情がありますね。

    2 春泥の靴はみ出しぬ男所帯
     安全靴でしょうか、働き者の巣窟ですね。
 
    11 春菊や売り出す声に癖ありて
      市場の光景でしょうか、独特な売り子の声を
      聞く機会も減りました。