顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

2023年5月のネット句会

1

清流にまぎれ微かや河鹿笛 

2

散り渋る重そうで軽い白牡丹

3

新緑や胸いっぱいに深呼吸

4

新緑や色とりどりの老婆達

5

風止みて皆腹ペコの鯉のぼり

6

ブナ林の滴る尾瀬の山路ゆく

7

地の恵み分け入り摘む山滴る

8

新茶汲む宇治政所味比べ

9

新緑や高き高きへ膨れゆき

10

アルプスの山と語らう田植かな

11

山滴る命の力漲れり

12

山滴る峠途中の串団子

13

新緑のブナの尾瀬路をあゆむ幸

14

一心に山滴りて轆轤挽く

15

寄るべなく走る廊下に西陽刺す

16

田植え越し泥の海には逆さ富士

17

課外授業早乙女姿の三年生

18

GPS付の田植え機過疎の村

19

有給に土日休んで田植えかな

20

麦の秋まだ青々と風渡る

21

母知らぬわが孫15麦の秋

22

終着のバス停見へて麦の秋

23

麦の秋一羽の雀パンを摘む

24

野鼠を狙う鳶の眼麦の秋

25

新緑や陽光透ける並木道

 

春雨がそぼついている五月の夕方です。早々と投句されていた方には大変お待たせしました。5月の作品がそろいましたのでお届けします。じっくり鑑賞しましたら、いつもの通り、特選一句、並選三句に一言感想をつけて、29日20時必着でhaikude575@yahoo.co.jpまでお送りください。それではお待ちしております。