顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

2023年11月句会 投稿作品

1
木の実なき山ゆ里へと熊降り来
2
蕎麦刈りの次の工程軽トラで
3
主なき母屋にもう慣れ柿の家
4
秋桜の宇宙見下ろす土手の上
5
お下がりのぽっけに木の実二つ三つ 
6
もういいかコスモス畑のかくれんぼ
7
蕎麦刈や子らの声するお昼どき
8
蕎麦を刈る人は青天担ぎおり
9
草の丈ばかりのさばる蕎麦畠 
10
秋桜や高原に風うね捲る
11
秋桜や子牛生まれし種畜場
12
大根擦る妻の手指のうつくしき
13
口紅を引いて誰まつ秋ざくら
14
衝立の隙間を抜ける冬将軍
15
山裾の豊穣色の蕎麦を刈る
16
塀越しの行楽気分紅葉狩り
17
老い切らぬうちに断捨離秋深む
18
氷雨降る故郷来れば友の声
19
氷雨とも雨とも着きし鯖街道
20
田園の一点透視に氷雨かな
21
初乗りの新車めがけて初氷雨 
22
大暴れ木の実不足で野生熊
23
小児科の椅子に木の実の忘れもの
24
山道に木の実踏む音響きたり
25
温泉に浸かる猿らに氷雨かな
   
 

2023年11月句会 作品25句

秋をじっくり楽しむ間もなく、こちらでは雪の季節がやってまいりました。インフルエンザが猛威を振るっているようですので、お互いに気をつけないと・・ですね。今月もいつものメンバーによる投稿作品がそろい鑑賞が楽しみです。いつものごとく、特選一句、並選三句の互選として、一言感想などを添えて29日まで歌子の新アドレスのほうへお送りください。お待ちしております。

 

おべだふり歌子の一口受売り

俳句の言葉の表記についてですが、特別な意味合いを持たせる場合以外には、季語はなるべく漢字で、数字は漢数字を使うようにと、テレビ番組のプレバトや「おうちde俳句」などでご活躍中の夏井いつきさんがおっしゃっていました。