顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第13回 ネット俳句 投稿  「ゆき」「まつ」

なんと季節の移り変わりの早いこと。もうこの季節になってしまいました。

ここ函館では、街路樹は色とりどりのイルミネーションをまとい、

ベイ函館では、豪華絢爛なクリスマスツリーが海辺にそびえており、毎日夜の6時には

点灯の合図の花火が、華やかに打ち上げられ、不況の風もどこ吹く風といわんばかりの、

きらびやかさで、ピカピカしています。

先夜、フラッとでかけてみると、親子、カップルなどたくさんの人々が、写真撮影を

していました。身の回りにおきているさまざまな諸事情とは関係なく、ここはまるで

別世界のはなやかさ。私もひと時、あれこれのことを忘れて、その華やかな

電飾の世界に、心を開放して来ました。

 さて、第13回目のネット俳句会の投稿作品が集まりました。

今回は年末の多忙と、パソコンの不具合のなどのせいで、参加見合わせた人が多く、

正味6名の投稿25句となりました。さて、選句は何句にしたらいいでしょうか。

5句選としましょうか。じっくり選句選評を楽しみにしています。


 選句選評あて先

aoi_blues@yahoo.co.jp







1 初雪のはかなき軽さ朝を待ち

2 子のミルク冷ます窓辺に雪だるま

3 雪晴れて墨絵のような里の山

4 襟立てて雪のワルツと戯れる

5 地吹雪に寄りかかりたりすべもなく

6 雪の華聴かせてくれた女何処

7 松ぽっくり集めて遊んだ幼き日

8 ひとひらの雪ひかりつつ舞うている(一片の雪・・と誤記しました。失礼しました)

9 ツリーにも綿雪のせて小さき幸

10 風雪に百年の松堂々と

11 門松に一言置いて懐手

12 南国の輝く瞳の子等に餅

13 松葉かき今は昔の松葉かき

14 松葉蟹爪の根元の未練かな

15 コンサート余韻引きづる冬の星

16 仮住まいなれど都や松飾る

17 銀を塗る松かさ不思議クリスマス

18 レノン忌や忘れることの多かりき

19 陽を待ちて雪の衣を抱く庭木

20 松ひとつ寄せ植えにする十二月

21 ガラス窓息吹きかけし雪明り

22 年の瀬や追われるような日々となり

23 討ち入りの日和と見えて雪の降る

24 年の暮れなぜと訊かれる転居なり

25    うたかたの夢の電飾雪の港