顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

歌子選 28回

●歌子選 【1、15、16、33、38、】
 
 
1 休耕の畠に一畝黄水仙  
  
   休畑のひと畝が色鮮やかに 風に揺れている
 
   のが目に見えるようです。
 
 
 
15 ひとり居て一輪差しに黄水仙  
 
   一人の手持無沙汰と寂しさを 庭の水仙
 
   慰めてくれているようです。
 
 
 
 
16 崖下の風に揺れてる黄水仙 
 
   崖下で風にさらされながらも、けなげに咲いている
 
   水仙。状況がどうあろうと環境がどうあろうと
 
   天地創造の時から与えられた水仙の命を懸命に
 
   生きている、私は私の命を懸命に生きればいいのだわ
 
   そんなメッセージを感じさせます。
 
 
 
33 薄衣はらりと脱げて黄水仙  
 
   うす衣、はらりと。。。。いうことなしの美しい表現ですね
 
   こういう余裕が今の私にはないなあ、素敵でした。
 
 
 
38 春雨やナズナを伸ばす畦の道   
 
  ナズナを伸ばす畔の道、これがいたく気に入りました。
 
  ナズナの背丈を伸ばす という意味で使われたのかもしれませんが
 
  畔の道に沿って咲いているナズナの様子が見えて、うまいなあと思いました。
 
 
 
 
 
今回は選句したい句が多くて、最後まで●付け 困りました。
 
 
 
 
 
 
 
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●歌子作
黄水仙群れよりひとつはみ出して
旅立ちの海風花のしきりなる
春雨や別れの頬に伝い落ち
春雨を気取りて濡れる男かな 
どの顔も笑顔の童黄水仙 
 
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