顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

法被衣選 第32回

●法被衣選 【14,16,24,46,51,39】
 
14 夕立の去って賑わう夜店かな
時間の経緯が見事に描かれていると感じました。
 
16 人声を一気に消して白雨かな
突然の激しい夕立。
話し声が聴こえないくらいの雨足なのか、
または立ち話の人たちが雲散霧消したのか、
想像が膨らみます。
 
24 夕立をごくごく飲んでモグラ
観察眼の鋭さにいただきました。

46 おおおおと孫は叫びぬ祭山車
お孫さんと山車との大きさの対比、感動している様子が伝わります。

51 社森とぎれとぎれの祭笛
遠くから揺らいで聴こえてくる笛の音。
蒸し暑い夏の夜の一こまですね。

 
39 釣り終えて竿納めんと蝉時雨 
釣りに熱中している時は気づかなかった蝉時雨。
ああ、やかましい、といったところでしょうか。
 
 
気になった句
 
15 夕立に逃げて鎮守は黙したり
突然の夕立に子供達は急いで家に帰ったのでしょうか。
 
 
22 夕立や虹を残して急ぎ足
夏のひと時が活写されていると思います。
虹は季語重なり?
 
 
 
 
 
 
 
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法被衣作
 
44 祭りの夜人垣越しのうなじかな 【法被衣】
 
18 夕立の音強まりて戸を閉めり 【法被衣】
 
31 林ごと空に湧き立つ蝉時雨 【法被衣】
 
5 昼顔に言い訳しつつ出勤す 【法被衣】