●J次郎２選【13 14 34 39 44 46】
13 植え込みに咲く昼顔は疎まれて
13 植え込みに咲く昼顔は疎まれて
アサガオならよろこばれるのに何故でしょうね。
14 夕立の去って賑わう夜店かな
雰囲気があります。
34 蝉止んで一瞬杜の化石かな
芭蕉の逆、ですね。
39 釣り終えて竿納めんと蝉時雨
熱中症にかからないよう、はやめの納竿が大事ですね。
44 祭りの夜人垣越しのうなじかな
子供のころに、母を追いかける、気分ですね。
46 おおおおと孫は叫びぬ祭山車
上五が利いてます。
同じ情景をみているはずなのに、句にできないのはどうして
同じ情景をみているはずなのに、句にできないのはどうして
ですかねぇ。
でも、こうしてみなさんの句を鑑賞していると、わたしなら、
こう詠むなぁ、と想もわきます。
そこが句会の良いところだとも思いますね。
13の盗作 疎まれど、昼顔ばかりが、垣根かな
14の盗作 夕立の、去って夜店に、再挑戦
34の盗作 蝉止んで、石と化したり、やしろ森
39の盗作 坊主なり、竿納めよと、蝉時雨
44の盗作 夜祭りや、うなじばかりを、追い歩く
46の盗作 おおおおと、赤子もじじも、祭山車
気になった句は
3 昼顔の淡き残像線路脇
目線の変化がおもしろいのですが
残像、が時間なのか空間なのか、ちょっとわかりませ
んでした。
20 夕立ちてカーシャンプーする夫なり
なんとなく、凡な感覚、もうひとひねりあったらなぁ。
おもしろくなるのに。
21 夕立の激甚という爪痕
爪の痕、でしょうね。ただ、ゲリラ豪雨という言い方が
最近定着してしまいました。
夕立に「激甚」が大げさに聞こえます(たとえ、事実であっても)
35 ぽたぽたと雨に打たれて落ちる蝉
こんな情景があるのでしょうか？実際にあるのならとても
おもしろい。
でも、ストレートに詠みすぎて、印象に薄く感じます。
48 ほろ酔ひで祭囃子を子守唄
酒飲みのおもしろさですね。これは盗作の対象でしょう。
「昼酒や、祭囃子が、子守唄」
49 祭りの日暮れて行くのを待ちわびて
気持ちはよくわかります。でもやっぱりストレートに
過ぎるのでは・・
「まちわびて」を別の表現にしたならどうだったでしようか。
これまた盗作
「祭りの日、星出よ暮れよ、茜空」
今月も難しい兼題でした。
今月も難しい兼題でした。
みなさんも、ご健康に気をつけてください。
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J次郎２作
１５ 夕立に逃げて鎮守は黙したり 【Ｊ次郎】
４１ 手探りに結びなおせて夏祭り 【Ｊ次郎】
２ ブラウスも昼顔も透け目をそらす 【Ｊ次郎】
２８ 蝉羽化す土七年の色も無く 【Ｊ次郎２】
４１ 手探りに結びなおせて夏祭り 【Ｊ次郎】
２ ブラウスも昼顔も透け目をそらす 【Ｊ次郎】
２８ 蝉羽化す土七年の色も無く 【Ｊ次郎２】
