作品番号 作 品
1 ことことと黒豆を煮る年の暮
蝸 法 萍 流
2 この月日押され流され年の暮れ 4
3 歳の暮れ流れる曲の忙しなさ
4 歳の瀬や大荷物行く問屋街
5 ピューピューと吹かれて寒し年の暮れ
1 ことことと黒豆を煮る年の暮
蝸 法 萍 流
2 この月日押され流され年の暮れ 4
3 歳の暮れ流れる曲の忙しなさ
4 歳の瀬や大荷物行く問屋街
5 ピューピューと吹かれて寒し年の暮れ
し 歌
6 一人身や所在なくして年の暮れ 2
風
7 また一つ悔いを重ねて歳の暮れ 1
8 歳の暮れ椅子にもたれて昼寝かな
6 一人身や所在なくして年の暮れ 2
風
7 また一つ悔いを重ねて歳の暮れ 1
8 歳の暮れ椅子にもたれて昼寝かな
祥 歌
9 生かされてお蔭で無事に年の暮れ 2
朝 法 島
10 四つ角のタバコ屋閉じて年の暮れ 3
11 歳の暮れひらきなおりて並の月
か 次
12 頭だけ前へ前へと年の暮れ 2
9 生かされてお蔭で無事に年の暮れ 2
朝 法 島
10 四つ角のタバコ屋閉じて年の暮れ 3
11 歳の暮れひらきなおりて並の月
か 次
12 頭だけ前へ前へと年の暮れ 2
牛
13 今年こそなにも出来ずに歳のくれ 1
蝸 島 し 歌
14 幼子は目貼りに指を隙間風 4
歌 風 次 流
15 ひとり寝の夜具の衿引くすきまかぜ 4
16 隙間風吹けば飛ばせり風と消え
17 息をせるカーテン越の隙間風
祥 萍
18 隙間風気づかぬふりで米をとぐ 2
流
19 隙間風淋しくないと強がって 1
20 隙間風毛布の中で丸くなり
21 隙間風どこからか香るコーヒーの
13 今年こそなにも出来ずに歳のくれ 1
蝸 島 し 歌
14 幼子は目貼りに指を隙間風 4
歌 風 次 流
15 ひとり寝の夜具の衿引くすきまかぜ 4
16 隙間風吹けば飛ばせり風と消え
17 息をせるカーテン越の隙間風
祥 萍
18 隙間風気づかぬふりで米をとぐ 2
流
19 隙間風淋しくないと強がって 1
20 隙間風毛布の中で丸くなり
21 隙間風どこからか香るコーヒーの
法
22 湯上りは極楽気分隙間風 1
22 湯上りは極楽気分隙間風 1
か
23 風呂にゆく足をすくます隙間風 1
24 厠にて友を襲いし隙間風
25 隙間風決してうんとは言はぬ夫
牛 風
26 隙間風妻は換気と笑い顔 2
か
27 さくと刃を入れし白菜真二つに 1
28 白菜をはむやシャキリと妻若し
29 白菜や巻いて育てて上手知る
朝 歌 流
30 白菜の精ごと包む古新聞 3
23 風呂にゆく足をすくます隙間風 1
24 厠にて友を襲いし隙間風
25 隙間風決してうんとは言はぬ夫
牛 風
26 隙間風妻は換気と笑い顔 2
か
27 さくと刃を入れし白菜真二つに 1
28 白菜をはむやシャキリと妻若し
29 白菜や巻いて育てて上手知る
朝 歌 流
30 白菜の精ごと包む古新聞 3
祥 牛 法 し 風
31 朝もやに白菜つける白い息 5
島 萍
32 虫食いの白菜作る頑固者 2
33 白菜の一刀両断小気味良き
34 白菜や皆が集まる時を待つ
35 白菜漬け日韓選ぶ口喧嘩
36 縛られて畑の白菜ややしおれ
蝸
37 寒き日を待ちて白菜漬けそこね 1
次
38 不揃いの白菜ぶ厚く古新聞 1
39 4つに割り白菜つけて自慢顔
40 着ぶくれに身動きとれぬ電車中
31 朝もやに白菜つける白い息 5
島 萍
32 虫食いの白菜作る頑固者 2
33 白菜の一刀両断小気味良き
34 白菜や皆が集まる時を待つ
35 白菜漬け日韓選ぶ口喧嘩
36 縛られて畑の白菜ややしおれ
蝸
37 寒き日を待ちて白菜漬けそこね 1
次
38 不揃いの白菜ぶ厚く古新聞 1
39 4つに割り白菜つけて自慢顔
40 着ぶくれに身動きとれぬ電車中
島 次
41 着ぶくれて人みな無口となりにけり 2
42 着ぶくれと裾の鼻みず懐かしや
祥 朝 蝸
43 着膨れの影戯るる親子かな 3
44 着膨れてようやく降りた電車かな
45 青っぱな着膨れ坊主今はパパ
風 か
46 着ぶくれと言って差し引く体重計 2
47 着膨れやなんと身体の骨細し
41 着ぶくれて人みな無口となりにけり 2
42 着ぶくれと裾の鼻みず懐かしや
祥 朝 蝸
43 着膨れの影戯るる親子かな 3
44 着膨れてようやく降りた電車かな
45 青っぱな着膨れ坊主今はパパ
風 か
46 着ぶくれと言って差し引く体重計 2
47 着膨れやなんと身体の骨細し
萍
45-2 着ぶくれと思ってやりたい我が家内 1
48 着ぶくれてやじろべのよな女子高生
牛 風 流
49 着ぶくれた母が手を引く半ズボン 3
50 六十路女や着膨れているわけでなし
51 着膨れていつもと違う妻がいて
52 気が付けば皆寄り添いし堀炬燵
島 か
53 それぞれの居場所定まるこたつかな 2
祥 し
54 小夜更けの炬燵に足や小宇宙 2
朝 牛 歌 萍 次
55 先客の猫に遠慮の炬燵かな 5
56 落ち込んだ夜はこたつで丸くなる
57 炬燵出し家族マージャンポンリーチ
58 思春期の炬燵の足先期待感
59 エコといい炬燵背負って漫画読み
60 年寄りを迎えてくれる掘り炬燵
61 ふもとには菓子とリモコンこたつ山
45-2 着ぶくれと思ってやりたい我が家内 1
48 着ぶくれてやじろべのよな女子高生
牛 風 流
49 着ぶくれた母が手を引く半ズボン 3
50 六十路女や着膨れているわけでなし
51 着膨れていつもと違う妻がいて
52 気が付けば皆寄り添いし堀炬燵
島 か
53 それぞれの居場所定まるこたつかな 2
祥 し
54 小夜更けの炬燵に足や小宇宙 2
朝 牛 歌 萍 次
55 先客の猫に遠慮の炬燵かな 5
56 落ち込んだ夜はこたつで丸くなる
57 炬燵出し家族マージャンポンリーチ
58 思春期の炬燵の足先期待感
59 エコといい炬燵背負って漫画読み
60 年寄りを迎えてくれる掘り炬燵
61 ふもとには菓子とリモコンこたつ山
法
62 酔いゐ寝て炬燵で目覚め悔いる朝 1
蝸 し 風 流
63 ゆるびたる脚の炬燵や老い二人 4
朝 蝸 牛
64 忘年会こもごも悲喜を併せ呑む 3
島 か
65 忘れえぬ事もありけり忘年会 2
66 下戸悲し忘年会費みな同じ
67 忘年会なじみの店でしんみりと
64 忘年会こもごも悲喜を併せ呑む 3
島 か
65 忘れえぬ事もありけり忘年会 2
66 下戸悲し忘年会費みな同じ
67 忘年会なじみの店でしんみりと
次
68 忘年会女二人でグラス空け 1
69 俳句会忘年会の兼題や
歌
70 忘年会指されぬように隅に居り 1
71 忘年会断わる口実みつからず
72 忘年会果てし駅頭風奔る
73 あさっては仕事なりけり忘年会
74 もの忘れ忘年会のいつどこで
75 忘年会上司来思はず噛まず飲む
蝸 萍
76 昔日の父母の作りし晦日蕎麦 2
68 忘年会女二人でグラス空け 1
69 俳句会忘年会の兼題や
歌
70 忘年会指されぬように隅に居り 1
71 忘年会断わる口実みつからず
72 忘年会果てし駅頭風奔る
73 あさっては仕事なりけり忘年会
74 もの忘れ忘年会のいつどこで
75 忘年会上司来思はず噛まず飲む
蝸 萍
76 昔日の父母の作りし晦日蕎麦 2
し 歌
77 年越しの蕎麦や安都の湯気かおる 2
78 年越しの蕎麦の長さは月日かな
祥 し
79 清々と年越しそばの席にあり 2
80 心無に年越しそばを用意する
77 年越しの蕎麦や安都の湯気かおる 2
78 年越しの蕎麦の長さは月日かな
祥 し
79 清々と年越しそばの席にあり 2
80 心無に年越しそばを用意する
流
81 鐘の音や年越し蕎麦の汁苦し 1
81 鐘の音や年越し蕎麦の汁苦し 1
島 か
82 つつがなく年越しそばのありがたさ 2
83 ツルツルと年越しそばを食べにけり
84 手打ちして年越しそばや事納め
朝 牛 法
85 湯をそそぐだけのそばにて年を越す 3
朝
86 年越しのそばの長きに立ちあがる 1
祥 法 次
87 子の言葉日に日に増えり晦日そば 3
82 つつがなく年越しそばのありがたさ 2
83 ツルツルと年越しそばを食べにけり
84 手打ちして年越しそばや事納め
朝 牛 法
85 湯をそそぐだけのそばにて年を越す 3
朝
86 年越しのそばの長きに立ちあがる 1
祥 法 次
87 子の言葉日に日に増えり晦日そば 3
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