羽 法 道 歌
1 なめくじら手水の杓を占めており 【祥雲】
1 なめくじら手水の杓を占めており 【祥雲】
み
2 蛞蝓や馬耳東風の男ゐて 【羽林】
2 蛞蝓や馬耳東風の男ゐて 【羽林】
3 なめくじの赤ん坊にも抱く敵意 【法被衣】
祥 蝸 法
4 野良終えて背負ふ竹かごなめくぢら 【道草】
4 野良終えて背負ふ竹かごなめくぢら 【道草】
5 蛞蝓に塩一振りのしたり顔 【蝸牛】
法 島
6 無防備の偉大な前進なめくじら 【しらぶる】
6 無防備の偉大な前進なめくじら 【しらぶる】
し
6-A 蛞蝓に悪さするなと母の声 (【牛郎】
島
7 ごめんよと言って塩振るなめくじら 【J次郎2】
7 ごめんよと言って塩振るなめくじら 【J次郎2】
祥 羽
8 煩悩を捨てきれぬ身やなめくじら 【歌子】
8 煩悩を捨てきれぬ身やなめくじら 【歌子】
次 牛 道 歌
9 なめくじの這うがごとくの返事聞く 【島ちゃん】
9 なめくじの這うがごとくの返事聞く 【島ちゃん】
10 なめくじは味方か敵かレタス喰う 【みつぐ】
次 牛
11 寧日や新茶を汲みて長話 【祥雲】
11 寧日や新茶を汲みて長話 【祥雲】
蝸
12 新茶汲む急須傾げる指細し 【羽林】
12 新茶汲む急須傾げる指細し 【羽林】
島
13 夕刻も明るさを増す新茶かな 【法被衣】
13 夕刻も明るさを増す新茶かな 【法被衣】
14 耕人や機械を止めて新茶のむ 【道草】
み
15 香り立つ一期一会の新茶かな 【蝸牛】
15 香り立つ一期一会の新茶かな 【蝸牛】
道 島
16 母の日に小言いただく新茶かな 【しらぶる】
16 母の日に小言いただく新茶かな 【しらぶる】
し 歌
17 新茶汲み笑顔集まる過疎の村 【牛郎】
17 新茶汲み笑顔集まる過疎の村 【牛郎】
祥
18 茶畑や茜襷を探せども 【J次郎2】
18 茶畑や茜襷を探せども 【J次郎2】
牛
19 男ぶりよき犬自慢新茶飲む 【歌子】
19 男ぶりよき犬自慢新茶飲む 【歌子】
道
20 草取りの後の一息新茶飲む 【島ちゃん】
20 草取りの後の一息新茶飲む 【島ちゃん】
21 いま決めた忘れることに新茶買う 【みつぐ】
蝸 法
22 雨上がる視界の端の若楓 【羽林】
22 雨上がる視界の端の若楓 【羽林】
23 若楓赤きプロペラ抱いており 【法被衣】
み 次 法
24 舟遊び指に触れなむ青楓 【道草】
24 舟遊び指に触れなむ青楓 【道草】
道
25 詠み返す指の仕草や若楓 【蝸牛】
25 詠み返す指の仕草や若楓 【蝸牛】
祥 次 羽
26 若楓土俵を締める子らの声 【しらぶる】
26 若楓土俵を締める子らの声 【しらぶる】
祥 羽
27 大空に太子伝説若楓 【牛郎】
29 古庭園ふたりふたりと若楓 【J次郎2】
29 古庭園ふたりふたりと若楓 【J次郎2】
み
30 薄紅の花寄り添ひて若楓 【歌子】
30 薄紅の花寄り添ひて若楓 【歌子】
31 若楓鳥も賑やか昼下がり 【島ちゃん】
32 もう行くね想いは告げず若楓 【みつぐ】
羽 牛 島
33 暁光に身を透かしつつ若楓 【祥雲】
33 暁光に身を透かしつつ若楓 【祥雲】
み 蝸
34 衣更生きる工夫の二つ三つ 【羽林】
次 羽 牛 道
35 衣替まずは箪笥のにおい着て 【法被衣】
35 衣替まずは箪笥のにおい着て 【法被衣】
み し 次 歌
36 衣更え夫に選びぬ空の青 【道草】
36 衣更え夫に選びぬ空の青 【道草】
島
37 そろそろと掛け声だけの衣更え 【蝸牛】
37 そろそろと掛け声だけの衣更え 【蝸牛】
38 衣更え天気が読めぬもう一度 【しらぶる】
し
39 ああそうかもうTシャツで衣更え 【牛郎】
39 ああそうかもうTシャツで衣更え 【牛郎】
し 法 歌
40 駅前がかるくあかるく衣がえ 【J次郎2】
40 駅前がかるくあかるく衣がえ 【J次郎2】
し 蝸
41 歳重ねだんだんずれる衣更え 【島ちゃん】
41 歳重ねだんだんずれる衣更え 【島ちゃん】
蝸
42 おもひでのにがさかなしさころもがへ 【みつぐ】
42 おもひでのにがさかなしさころもがへ 【みつぐ】
祥 歌
43 衣更えさらのこころで会いにゆく 【みつぐ】
43 衣更えさらのこころで会いにゆく 【みつぐ】
44 少女らの清らな肌や更衣 【祥雲】
牛
45 何みても口元緩む衣更 【歌子】
45 何みても口元緩む衣更 【歌子】
● お間違いがないかどうか、是非ご確認 お願いします。
● 追記 選句ミスが一つありました。
選ばれたのに、のっていないとか
選ばれたのに、のっていたとか。
他にないでしょうか。ありましたらご連絡を。。。。
(6月1日記)