顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

J次郎2さん選 (第43回)

③●J次郎2さん選【3  8  20  25  46  49】
 
 
今月は、おもしろくて、しかも考えさせられる句を
 
選句しました。
 
どんな情景だろうか、どんな意味なのだろうか、と。
 
 
 
 
 
3 夏川やドレミファ橋をポンポンと
   
    どんな橋かは知りませんが、想像はできます。
    
    つい飛び跳ねたくなるような楽しい橋ですね。
 

 
8 物干しに仕掛けられるや蜘蛛の糸
 
    物干しに蜘蛛の巣がかけられるとは、
   
    なんて家事をおろそかにする・・・
   
    いやいや、梅雨で洗濯も干すのもままならない
 
    のですよ。 と、考えさせられるところが「快感」
 

 
20 口元は童顔のまま夏燕
   
    嘴の黄色い奴、そのままですよね。
   
    同じような若い燕の句を出したので、選句。
 

 
25 店番の婆様目で追ふ蝿二匹
 
    婆様!目だけじゃなくて、スプレーで追ってよ。
   
    と、声をかけたくなるような、ユーモラスな感じ。
 
 
 
46 小さすぎる麦藁帽子を捨てられず
 
    もったいないので捨てるに捨てられない。
 
    かぶるにかぶれない。ジレンマですね。
 
    「孫の来るまで、壁に掛けとけ」
 

 
49 夕焼けて調子はずれのわらべうた
 
    つい歌いたくなるような夕焼けの感じが
 
    おもしろく表現されていると思います。
 
 
 
 
 
 
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●J次郎2さんの作品
 
いつ来たか流しにミバエと瓜の皮J次郎
飛びかねて羽をつくろう夏燕J次郎
麦藁の帽子と竿も昼寝せよJ次郎
夕焼けのついに出ずして梅雨の宵J次郎
南天の花白きかな秋遠し 
J次郎