③●J次郎2さん選【3 8 20 25 46 49】
今月は、おもしろくて、しかも考えさせられる句を
今月は、おもしろくて、しかも考えさせられる句を
選句しました。
どんな情景だろうか、どんな意味なのだろうか、と。
3 夏川やドレミファ橋をポンポンと
どんな橋かは知りませんが、想像はできます。
どんな橋かは知りませんが、想像はできます。
つい飛び跳ねたくなるような楽しい橋ですね。
物干しに蜘蛛の巣がかけられるとは、
なんて家事をおろそかにする・・・
いやいや、梅雨で洗濯も干すのもままならない
なんて家事をおろそかにする・・・
いやいや、梅雨で洗濯も干すのもままならない
のですよ。 と、考えさせられるところが「快感」
20 口元は童顔のまま夏燕
嘴の黄色い奴、そのままですよね。
同じような若い燕の句を出したので、選句。
25 店番の婆様目で追ふ蝿二匹
婆様!目だけじゃなくて、スプレーで追ってよ。
と、声をかけたくなるような、ユーモラスな感じ。
と、声をかけたくなるような、ユーモラスな感じ。
46 小さすぎる麦藁帽子を捨てられず
もったいないので捨てるに捨てられない。
かぶるにかぶれない。ジレンマですね。
「孫の来るまで、壁に掛けとけ」
49 夕焼けて調子はずれのわらべうた
つい歌いたくなるような夕焼けの感じが
おもしろく表現されていると思います。
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●J次郎2さんの作品
いつ来たか流しにミバエと瓜の皮 | J次郎 |
飛びかねて羽をつくろう夏燕 | J次郎 |
麦藁の帽子と竿も昼寝せよ | J次郎 |
夕焼けのついに出ずして梅雨の宵 | J次郎 |
南天の花白きかな秋遠し |
J次郎
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