⑧道草さん選【7、14、17、19、33、50】
7帯きゅっと着物で通す残暑かな
帯きゅっとが残暑にきりりとしたたたずまいを感じました。
14夕映えを浴びて家路や赤とんぼ
夕映えを浴びて赤とんぼといる壮大な景色が感じられます。
17赤とんぼ地蔵は頭貸しおりて
地蔵さんも粋なことしますね!
19腰伸ばし空を見よやとアカトンボ
老婆が昔を懐かしみ赤とんぼを見ているのでしょうか。
33なでしこやあの日の母が居るような
撫子の名前の通り母の匂いが感じられました。
50淋しさを告ぐる術なし鰯雲
秋のしみじみとした感じと鰯雲が想像されなにか感慨深いですね。
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●道草さんの作品
2 遍路行く煩悩落つる残暑かな【道草】
15 赤とんぼ西の入り日に手かざす【道草】
32 撫子や群がり咲いて娘と居たり【道草】
41 真夜中に鳴く声沁みる秋の蝉【道草】