歌子選句 【5,32、42,47、52、54】
5春一番二つは多き角砂糖
32つくしんぼ郵便ポストの高くあり
背の低いつくしんぼとポストの高さとの対比
42 平成や茶髪袴で卒業す
目に見えるようです。
47のどけしや薄茶を立てる妻の影
想像するに、薄茶ですから、きっと奥方が隣の部屋にいる
ご主人のためにたてていらっしゃるのではないかと。。。。
なんともゆったりしたいい時間ですね。
ご主人のためにたてていらっしゃるのではないかと。。。。
なんともゆったりしたいい時間ですね。
52 長閑さや雀は声を風に乗せ
雀は声を風に乗せ・・・詩情の溢れた表現
雀のさえずりと、春の風に心くすぐられます。
雀のさえずりと、春の風に心くすぐられます。
54長閑さや二杯目注ぐアップルティ
これが 「長閑さに二杯目注ぐアップルティ」であれば、
長閑さがアップルテーにかかって、説明っぽい一句一章になりますが
『や』で切ることで、二句一章となり「長閑さ」にぐんと広がり
が出て来るのだと思います。二杯目そそぐという動きがあって、とてもいいですね。
長閑さがアップルテーにかかって、説明っぽい一句一章になりますが
『や』で切ることで、二句一章となり「長閑さ」にぐんと広がり
が出て来るのだと思います。二杯目そそぐという動きがあって、とてもいいですね。
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歌子の作品
4・待ちわびて素通りされし春一番 【歌子】
13.恋などと縁もなき日や鳥帰る 【歌子】
22.子育ての真っ最中や若布汁 【歌子】
31.休校の庭に群れゐるつくしんぼう 【歌子】
41.卒業の児童二人や過疎の村 【歌子】
50.幸せのバー少し下げ長閑なり 【歌子】