顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第 77回 選句と作者

 
    
歌 牛 法 葉
 1 春星や賢治を乗せて夜汽車行く     【祥雲】
 
 2 長閑さや警笛植木店近く          【つゆき】
   
    道 つ 歌 牛 羽 葉
 3 川底の魚影さがして夏近し         【しらぶる】

 
 4 のどけしや手紙着きしも後回し      【道草】

   
 5 風呂上り田の水止めし春の星       【牛朗】 
   
       祥 し つ 歌
 6 目をこらし三つ四つ五つ春の星      【法被衣】 

   法 羽 
 7 写真立て又一つ増え春の星        【歌子】

    祥 
 8 初恋を抱きしままに春の星         【羽林】

   道 羽
 9 懐かしき文読む余韻春の星         【風葉】

10 夏近し水撒きはしゃぐ子等の影      【祥雲】

    し 葉
11 春の星予報は空を当てにせず       【つゆき】

    道 牛
12 吊り橋の揺れに戯る長閑かな       【しらぶる】
 
    し 法 羽
13 子供らの石蹴りの跡夏近し         【道草】
 
    し つ 歌 葉 
14 川沿いにおとり鮎の字夏近し        【牛朗】
 
15 長閑なり本を枕に斜め読み         【法被衣】 

    道 葉
16 夏近し大胆柄の裾揺れて          【歌子】

     祥 道 つ 葉   
17 ポケットに片道切符旅のどか        【羽林】
 
18 のどけしやページの陰を開いたり     【風葉】

    歌 法
19 のどけしや胸にくぐもる鳩の声       【祥雲】

    
20 夏近しどら焼きが付く昼喫茶        【つゆき】
 
21 せせらぎは闇にささやく春の星       【しらぶる】

     祥 歌 牛 羽
22 水面にもこぼれ落ちたる春の星      【道草】
 
23 毎朝の苗の水遣り長閑なり         【牛朗】

     道 
24 二重橋先行く旗や夏近し          【法被衣】

     し 
25 白飯の炊ける匂いや長閑なり       【歌子】

      祥 
26 鳥居まで長き階段夏近し           【羽林】 

 
27 玄関は高きが良きや夏近し         【風葉】
 
     つ 
28 逃げ水の先ジャンバルジャンのパン二つ 【歌子】

     祥 牛
29 ぶらんこや子どもになりて揺れてみる   【法被衣】
 
30 永源寺造幣局の八重桜            【牛朗】
 
31 捨てられし肉又戻り目刺かな         【つゆき】
 
     し つ 牛 法      
32  産声や窓にふうわり春の雪          【祥雲】