番号 作品
1 口笛を吹いて銀輪いわし雲
2 鰯雲畔刈り休み腰のばす
3 いわし雲釈迦の手の上あれやこれ
4 鰯雲仕事の後の昼餉かな
5 見はるかすタンカー小さき鰯雲
6 鰯雲染めて遥かに陽の落ちて
7 ダシになる空で日干しの鰯雲
8 朝顔やベッドの母は身を起こし
9 妹よ供えて置くよ酔芙蓉
10 郭(くるわ)より女手招き曼珠沙華
11 六角の鉢に金木犀は立ち
12 雑草に揉まれひときわ曼珠沙華
13 コスモスの海を泳いで行く子かな
14 駄目とデモで振る群衆秋桜や
15 どっちかとどんぐり握る児のこぶし
16 敬老日出で立ちだけは若くして
17 どこまでも空どこまでも林檎畑
18 秋涼や色のある石濡らす雨
19 濁流や澄んで落ち鮎跳ねるかな
20 静けさや林の中に木の実落つ
21 怒る天黄金米も泥かぶる
9月の投稿作品一覧をお届けします。今月も6句選とします。 いいなと思う作品番号を karakoro575@yahoo.co.jp まで三日以内にお送りください。 できる方は一言感想、句評なんでも書いておくってください。お待ちしております。
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