顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

俳句の基本

 「俳句の作り方を載せて欲しい」
 とメッセージをくださった方がいらっしゃいました。
 俳句への意欲と興味を感じ、句友ができる喜びでわくわく
 してしまいます。
 なんでも、基本とする物があるはずですし、それを
 知り、学ぶことは大事なことですが、「これがそれですよ」
 と一言で提示するのは、簡単そうで本当はとてもむずかしい  
 んです。
 まずは、季語を一つ入れて、575のリズムの詩にして
 みてください。季語というのは、自分で適当に思いついた
 ことばをさすのではなく、俳句歳時記という物に、季語と
 して登録されていることばがありますから、「俳句歳時記」
 は常に手元に置いてみてください。
 いろいろたくさん種類がありますが、
 「今始める人のための俳句歳時記」(角川書店
 というのは手頃な値段と大きさです。
 ネットでも簡単に俳句歳時記を見ることができます
 検索してみてください。
 

  最近、「俳句の基本を大切に」という副題のついた
 「風雲月露」(柏原眠雨著)という本のなかから
  作句の時に是非身につけたい一文がありましたので
  ご紹介します。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・              ・俳句の基本は 有季と定型と切れでありこれに・
・くわえて写生である。写生は、主観的な心情を・
・述べるのではなく客観的な対象を提示してみせ・
・るのである。それも、ものに即して具体的に表・
・出することが大切である。俳句が主観的な情趣・
・を伝える抒情詩の一種であることにちがいはな・
・い。だが、作者の感動をそのまま表現するので・
・はなく、感動を誘った対象のみを示すことによ・
・って、感動を間接化するのが俳句の手法である。
・主観のことばは省略し客観の物に心を托するの・
・である。                 ・         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・