顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第116回 8月句会


     作  品

1 篠笛やシテを見守る月の影 

2 十三夜白絹で拭く塗の盆

3 徳利も我も横なりカシオペア 

4 巴といふ百一歳の生身魂

5 稲妻の用意ドンから雨あられ

6 幼子や双手に梨の重さかな

7 灯籠も跳人(はねと)も勇む北の夜

8 見栄を切り虚空を睨む佞武多かな

9 東雲やねぶたのあとの虚空かな
 
10 棟方が夢中に話すねぶたかな 

11 送り絵に時間が滲むねぶたかな

12 笛太鼓見られる側のねぶたかな

13 人を待つ有楽町や十三夜 

14 北海の水面明るき十三夜

15 垣根より碁を打つ音や十三夜

16 きもの着る美しき妻十三夜 

17 一葉もみゆきも魅入る十三夜

18 後の月寝苦しき夜は忘れたり




8月の投稿作品をお届けします。
今月の兼題は一駒さんから『十三夜』 
牛朗さんからは『ねぶた』でした。
雑詠とあわせて一人三句の投稿です。

18句だけですが、選句はいつもと
同じく6句とし、その中でこの句が
一番素晴らしかった、気に入った、
よかったと思われた作品番号に
二重丸をお願いします。選句締め切りは
8月28日(月)送り先は 
お待ちしております。