顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第8回 披講と次回予告

      い(いな吉)    歌(歌子)    か(かんな)  

      木(木庭)     島(島ちゃん)   し(しらべる)

      次(J次郎2)   法(法被衣)  風(風智)    

      


1 うなだれて夕立恋しや月見草   (木庭)
      

       (木)
2 一人来て路傍にたたずむ月見草   (しらべる)

       
       (次 歌 法 い)
3 雷光に写し出されし三輪車      (風智)

 
        (し 木 か)  
4 稲光宙に留まる雨の粒        (法被衣)


        (か)
5 雷を父と比べた幼い日        (島ちゃん)


        (し 歌 風 い)
6 かみなりのはるかに落ちゆ摩天楼   (J次郎2)

      
        (法) 
7 はたた神空海の山駆け抜ける   (かんな)
 
      
        (歌)
8 へそ隠す雷の音まだ遠く       (いな吉)

        
        (木 法)
9 黒雲に剣一太刀稲光        (歌子)

        
        (か)  
10 買い物道ひと声かけて月見草   (木庭)

11 夏休み亭主の家路に月見草      (しらべる)

12 日暮れ道雷雨に追われ軒の下   (風智)


        (歌 し)
13 雷に打たれてみたい恋心   (法被衣)

   
        (い)
14 雷鳴もたまにはほしい倦怠期   (島ちゃん)


        (木 歌 風)  
15 遠雷の瞬き保存せかしたり      (J次郎2)

        
        (し 風 法)
16 雷鳴に飛び散り逃げる水泳帽   (かんな)

17 雷に手と手触れ合ふ傘の中   (いな吉)

18 夫の留守怠惰をしかるはたた神   (歌子)

19 プチテラス名もなき花と月見草   (いな吉)

20 天を突き煙突構え避雷針   (木庭)

        
        (木 次)  
21 遠雷や町内太鼓の稽古らし   (しらべる)

22 秘めやかに一夜の生命月見草   (風智)

        
        (か)
23 月見草夕闇に浮く宇宙かな   (法被衣)

        
        (か)
24 つぼむ朝遊び疲れた月見草   (島ちゃん)

        
        (風)
25 街灯に揺れて朧の月見草   (J次郎2)

26 燃え尽きて一夜の恋か月見草   (かんな)

27 街路灯浮き出る光月見草   (いな吉)

       
        (次 し 法)  
28 月見草もうあの人を忘れやう      (歌子)

29 変身の神妙おやじ雷門         (木庭)
     
        (風)
30 雷に家族の視線合わせけり      (しらべる)

31 翌朝の姿哀しい月見草   (風智)

        
        (次 い) 
32 月見草咲く音もなし夕の道   (法被衣)

33 宵の庭月と競うか月見草   (島ちゃん)

   
        (い)
34 晦日なり誰待ち咲くか月見草     (J次郎2)

35 灯を消してストレス解消月見草   (かんな)

36 月満ちて誕生待ちぬ月見草      (歌子)  


      




★次回について


次回の兼題は、そろそろ秋のはずでしたが、もうすこし夏を引きずって心太(ところてん)一句

夏座敷一句 当季雑詠一句 でよろしくお願いします。当季雑詠は、兼題と重ならないように

お願いします。

次回は予定を変更して、投句は8月25日の一回だけとさせていただきますね。

句作についてですが、日ごろリアル句会で言われるのが、『季語からはなれること』

『説明句にならないこと』『つきすぎないこと』『平易を心がけること』などなどです

ではでは、思い切って季語から離れ、説明にならないよう、言葉を並べすぎず、わかりやすい

表現に挑戦してみましょう。