お待たせしました。
第19回顧問のいないネット句会の選句 選評をいたします。
26日しめきりということで、もしかしたら今夜の夜中までに。。。とお考えの
方もいらっしゃるかもしれませんが、大変申し訳ありませんが、私の作業の都合上
26日午後9時34分の時点で締め切らせていただきました。
か
1 早起きの庭に打ち水恩師来る 【歌子】
2窓越しに打ち水の音昏い居間 【J次郎2】
次
3少年の水打つ柄杓ほうり投げ 【木庭】
4打ち水の終わった路地に子等走る 【島ちゃん】
法 島 歌
5打ち水やえいとぞ放つわが憂い 【道草】
6劣情に打ち水しきり在家なり 【風智】
牛
7打ち水や鼻緒濡らして泣く子かな 【法被衣】
8打ち水にユンケル飲んだ庭の苔 【真珠牛郎】
9打ち水や井戸端会議の合図なり 【かんな】
10打ち水に集まる子らのはしゃぎ声 【しらべる】
風
11日が落ちて遊び疲れた夏の海 【しらべる】
牛 風
12息子等の住まう島見ゆ夏の海 【歌子】
13夏の海ビキニが似合う頃もあり 【かんな】
14山越して目に付き刺さる夏の海 【真珠牛郎】
次
15夏の海尻濡らしつつ子守かな 【法被衣】
16青春の輝き求め夏の海 【風智】
法 島
17幼子と貝慈しむ夏の海 【道草】
18夏の海あの日の画像浮かんでる 【島ちゃん】
法 牛 か 島 風
19オープンカージャズを飛ばして夏の海 【木庭】
か
20雨の間の空は澄んでる夏の海 【J次郎2】
次 牛
21鮎を食ふさあて六十路の折り返し 【歌子】
22鮎釣って意気揚々とビギナーズ 【かんな】
23明鏡や波紋に走る鮎の影 【 しらべる 】
島
24名物の鮎飴色に炊き上がり 【真珠牛郎】
か 歌
25鮎焼ける間合いを埋めし川の音 【法被衣】
26若鮎も帰る川面に映る影 【風智】
27しなやかに人形夢見鯉泳ぐ 【道草】
28鮎おどるきらきら光る川の底 【島ちゃん】
次
29ビルの街鮎の焼き串郷土展 【木庭】
歌 風
30たちふさぐ堰のしぶきや鮎は跳ぶ 【J次郎2】
31鮎釣りの自慢花咲く露天風呂 【歌子】
32鮎食わば釣りキチ鮎吉思ひ出す 【歌子】
法 島 風
33田植えおえ童話のごとき空と山 【J次郎2】
34娘が踊る広場の脇に濃あじさい 【かんな】
歌
35薄闇に額あじさいの時満つる 【法被衣】
法 牛 歌
36からみつく細い命のごうやかな 【木庭】
37チェンソーとまがうてウツギ蜂の群れ 【J次郎2】
38焼き串の岩魚と泳ぐ天の川 【島ちゃん】
39 旨そうに焼き色付いた麦畑 【真珠牛郎】
次 か
40待ちぼうけ空を仰げば梅雨曇り【風智】
今月の高得点は5点で
19オープンカージャズを飛ばして夏の海 木庭ちゃんでした。
また次点は3点の
33田植えおえ童話のごとき空と山 J次郎2さんの作品と
36からみつく細い命のごうやかな のこれも木庭ちゃんの作品
打ち水やえいとぞ放つわが憂い の道草さんの作品でした。
お三人には、今月30日午前中までに、次月の兼題をお願いします。