顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

11月句会の報告と12月句会の兼題について

3月から現在に至るまで、新型ウイルスコロナに翻弄されつつ、引きこもって暗くならないよう、できる限り明るく快適に過ごせるように、それぞれに工夫しながら、日々お過ごしのことと思います。

インターネットのつながりのおかげで、滞りなく俳句を続けることができていることをうれしく思います。

さて、11月句会の高点句は4点で、祥雲さんと牛郎さんの下記の句でした。

 

15青空の青を深める柚子の色【祥雲】

   

あらまち一駒選

色の組み合わせが素敵です

 

歌子選  

よく晴れ渡った青空の下、広大な柚子の畑が目の前に広が

り実り豊かな美しい光景、作業する笑顔が目に浮かんでき

ます。

    

法被衣選

柚子の黄色と青い空の対比が眩しいです。

青空の青→空もしくは空の青、柚子の色→柚子と

ことばの省略は可能と思われます。  

 

 

18錫杖の列の響きや秋の嶺【牛郎】

   

祥雲選  

修験者などが秋の嶺にのぼる様子が生き生きと表現された

良句です。錫杖の鐶の鳴る音が心地よく響く感じが伝わっ

てきます。

 

歌子選

さいころ、「サイギサイギ ドッコイサイギ」 「オヤマサハツダイ」 「イーツニナ~ノサイ」などと歌いながら、錫杖を鳴らしながら列をなして人々が歩いているのを見たことがありますが、あれが何のお祭り(?)儀式(?)だったのか、覚えていませんが、子供心に恭しい思いでその列について歩いたのを思い出しました。この一句で、貧しくも豊かだった人間関係や過去の空気をいっぺんに思い出しました。

      (句評になっていなくてすみません 歌子)

 

 

新コーナー

♬ 私が選んだ二重丸俳句 ♬

 

祥雲さんが選んだ◎俳句

18 錫杖の列の響きや秋の嶺   【牛郎】

 

牛郎さんが選んだ◎俳句

11 衣擦れの満天姫や銀杏落葉  【歌子】

 

法被衣さんが選んだ◎俳句

16 狼藉の猪(い)の爪痕の荒々し 【祥雲】

 

あらまち一駒さんが選んだ◎俳句

15 青空の青を深める柚子の色  【祥雲】

 

歌子が選んだ◎俳句

◎15 青空の青を深める柚子の色  【祥雲】

 

 

 

♬ 12月の兼題 ♬ 

 

祥雲さんから二題 【 落葉 】 【 冬麗  】

 

牛郎さんから二題 【水鳥】 【 十二月 】 

 

それではよろしくお願いいたします。

 

 

作品の締め切りは12月25日です。