顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

 2021年(令和3年)12月句会のご報告と次回兼題

予定よりも早く原稿が集まりましたので、繰り上げて早めにお届けいたします。

もう今月で終わりかな、もう継続は無理かなと毎回思いつつも、編集し終えると、今月も続けることができた、また新しい一か月が始まる、と喜びでいっぱいになります。顧問のいないネット句会を通して、ささやかながら、幸せを分かち合うことができた一年であったことを、心から感謝いたします。どうもありがとうございました。新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今月は、祥雲さんと牛郎さんの下記の句が高点句でした。おめでとうございます。

 

★光芒を掠めねぐらへ小白鳥   【祥雲】

 高点句選者の感想

歌子選   光芒を掠めねぐらへ小白鳥 【祥雲】

「光芒を掠め」という表現に、語彙の豊かさと神々しい美しさがあふれていてパノラマ映像を観ているような大自然の広がりを感じました。

 

法被衣選  光芒を掠めねぐらへ小白鳥 【祥雲】

日は西へ傾き、一線の光の中飛び去る白鳥の群れ。雄大な景色。

 

★初産の牛の眼燃ゆる寒夕焼   【牛郎】

高点句選者の感想

祥雲選 ◎10初産の牛の眼燃ゆる寒夕焼 【牛郎】

目の付けどころの極めて斬新な句です。牛のお産に二度ばかり立ちあったことがあるので、共感の選です。牛が目に涙を一杯浮かべて、牛舎に差し込む寒夕焼けに対している様子が生き生きと表現されています。

 

法被衣選 10 初産の牛の眼燃ゆる寒夕焼 【牛郎】

牛の眼に映るまあるい夕焼け、眼の付け所が面白いです。

 

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私が選んだ二重丸句

 

歌子選 ◎25 熱燗や喜寿の親爺のさばく鯉 【牛郎】

鯉をさばく77歳の爺の太い指、うろこの飛び散る音、熱燗の匂い 五感のすべてをくすぐる好きな句です。私ごとながら、父を心から懐かしく思い出しました。

 

祥雲選 ◎10初産の牛の眼燃ゆる寒夕焼  【牛郎】

目の付けどころの極めて斬新な句です。牛のお産に二度ばかり立ちあったことがあるので、共感の選です。牛が目に涙を一杯浮かべて、牛舎に差し込む寒夕焼けに対している様子が生き生きと表現されています。

 

牛郎選 ◎2、横すわりの熱燗注ぐ目の妖し 【歌子】

初めて連れて行って貰った料亭の芸者さんを思い出しました。

 

一駒選 ◎19 胸の内あかさず散るや冬桜 【歌子】

突然に散る桜にリンクする哀しさが伺われ好きな句

 

法被衣選 ◎1  光芒を掠めねぐらへ小白鳥 【祥雲】

日は西へ傾き、一線の光の中飛び去る白鳥の群れ。雄大な景色。

 

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次回兼題

次回の兼題は、いつものごとく,下記コメント欄か haikude575@yahoo.co.jp

までよろしくお願いいたします。

 

祥雲さんから (湯たんぽ

牛郎さんから (左義長

法被衣さんから(初場所

一駒さんから (寒波

歌子から   (1月)