１ 光芒を掠めねぐらへ小白鳥
２ 横すわりの熱燗注ぐ目の妖し
3 友逝きて弔吟捧ぐ冬桜
４ 猪苗代白鳥の群れ遥かなり
５ 白鳥や琵琶湖ブルーに数十羽
６ 寒夕焼け西方浄土と交信す
７ 手も止まりアルバム捲る大晦日
８ 生きているこその四苦八苦晦日かな
９ 子や孫と鋤鍋つつく大晦日
１０ 初産の牛の眼燃ゆる寒夕焼
１１ 庭を掃く作務衣の僧や冬桜
１２ 大晦日用もないのに農具小屋
１３ 白鳥が来たいよよ来た寒が来た
１４ 疫病や世は静かなる大晦日
１５ 朝一の電話まさかの寒夕焼
１６ 奥山に暮らす三代冬桜
１７ 熱燗や徳利の口をもて注ぐ
１８ 旧友と熱燗徳利歌の中
１９ 胸の内あかさず散るや冬桜
２０ 寒夕焼富士の半身を染めており
２１ 雲海を抱え羅臼の寒夕焼
２２ 熱燗や父は北支を語りだす
２３ 啼き声で見上げた空に白鳥
２４ 冬桜満開なるも寒き事
２５ 熱燗や喜寿の親爺のさばく鯉
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投稿作品が25句届きました。毎月欠かさずに
決められた日まで5句投稿やら、選句やら感想など
ださなくてはいけないので、大変なこともあったか
と思いますが、一緒に続けてくることができて
感無量です。年末はどなたもお忙しいことと思い
ますが、選句4句、お気に入りの句の番号に◎と
一言感想を、29日必着でよろしくお願いいたします。
送り先 haikude575@yahoo.co.jp
