1 初雪のはかなき軽さ朝を待ち (J次郎)
法
2 子のミルク冷ます窓辺に雪だるま (歌子)
3 雪晴れて墨絵のような里の山 (島ちゃん)
4 襟立てて雪のワルツと戯れる (しらべる)
次 歌
5 地吹雪に寄りかかりたりすべもなく (法被衣)
6 雪の華聴かせてくれた女何処 (風智)
7 松ぽっくり集めて遊んだ幼き日 (風智)
歌
8 一片の雪ひかりつつ舞うている (J次郎)
島
9 ツリーにも綿雪のせて小さき幸 (歌子)
法
10 風雪に百年の松堂々と (島ちゃん)
法 歌
11 門松に一言置いて懐手 (しらべる)
12 南国の輝く瞳の子等に餅 (法被衣)
13 松葉かき今は昔の松葉かき (風智)
次 島
14 松葉蟹爪の根元の未練かな (法被衣)
歌
15 コンサート余韻引きづる冬の星 (島ちゃん)
次 法 島
16 仮住まいなれど都や松飾る (歌子)
17 銀を塗る松かさ不思議クリスマス (J次郎)
島
18 レノン忌や忘れることの多かりき (J次郎)
19 陽を待ちて雪の衣を抱く庭木 (歌子)
20 松ひとつ寄せ植えにする十二月 (J次郎)
次
21 ガラス窓息吹きかけし雪明り (風智)
歌
22 年の瀬や追われるような日々となり (風智)
23 討ち入りの日和と見えて雪の降る (J次郎)
次 法
24 年の暮れなぜと訊かれる転居なり (風智)
島
25 うたかたの夢の電飾雪の港 (歌子)
第13回のネット俳句会の 作者発表、いかがでしたか。
少ない人数ながら、今回もこうして発表できてとてもうれしく思います。
俳句どころじゃないような問題のさなかでの作句でしたが、わたしの場合
このネットでの俳句が励みになりました。
また新しい年、新しい句で、このネット俳句でお目にかかれるのを楽しみにしております。
★ 新年の兼題は「火」 「千両」 「当期雑詠」それぞれ二句づつ(それ以上可)
「火」は季語ではないので、季語を入れるのをお忘れなく。
通りすがりのかたも、お目に留まりましたら、ぜひ投稿お待ちしております。
★締切り 1月20日必着
★ 投稿先 ★
aoi_blues@yahoo.co.jp
では、みなさま、よい年をお迎えください。