青森ではリンゴの花が咲き、風薫る5月
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
さて、顧問のいないネット句会の第18回目の作品が揃いました。
参加者10名 作品四十四句、いろいろなかたつむり、いろいろな蜂、
いろいろな薄暑がありました。
選句は５句として、選評感想、問題点など、なんでもかきそえて
今月末までよろしくお願いいたします。
まとめる関係上宛先はご面倒でも karako06@yahoo.co.jp にしてくださいね～～。
1 かたつむり阿修羅のごとき我が心
2 百合を喰う犯人逮捕だかたつむり
3 雨恋し街のベンチのかたつむり
4 かたつむり目線の先に何見ゆる
5 かたつむり律儀な歩み日が沈む
6 雨上がり暢気背負ったかたつむり
7 旅に出る青春切符やかたつむり
8 眩暈しや日陰求めて蝸牛
9 夫の愚痴われはなりたしかたつむり
10 みいつけた葉っぱの陰にかたつむり
11 かたつむり祈りて歩む夢見つつ
12 ウエディングドレス姿やかたつむり
13 白肌に華やぎ見ゆ薄暑かな
14 日陰来て風が背中を薄暑んや
15 ブラトップモデルウォークの薄暑かな
16 救急車慌ただしく行く薄暑かな
17 オフィス街上着片手の薄暑かな
18 ４土手の上風流れたる薄暑かな
19 地図にらみ足早にゆく薄暑かな
20 鯉が跳ね水面波立つ夕薄暑
21 一人身や下着姿の薄暑なり
22 引きとめもされず退会薄暑なり
23 楠木の落ち葉は帰して薄暑かな
24 短き日運命背負う女王蜂
25 つめくさが蜂のおもさに耐え切れず
26 蜂蜜の色した香りネオン街
27 蜜蜂の羽音に首をすくめけり
28 軒の巣を取られて戻る蜂二匹
29 飛び入りの蜂に差し出す砂糖水
30 蜂飛んで老犬吠えて座り込む
31 蜂の巣を飾り物にと頬被り
32 老い病めば外に追わるる女王蜂
33 蜜蜂に十時三時の休みなし
34 水を張る田を背に帰る猿一頭【
35 庭畑宇宙さがしの胡瓜かな
36 はらぺこの鯉のぼり皆天仰ぐ
37 白つつじ人の心の頼りなさ
38 街中の新茶サービス生き返る
39 雨上がり遍路姿が目に眩し
40 浮かれたる夏めく宵やジャズライブ
41 捨てられて命拾いの葱坊主
42 サボテンの花見そこねて出勤す
43 釣り人は見るはずもなし花菖蒲
44 見捨てらる家を見下ろす桐の花
♪
