第19回目の投稿作品を 発表できて嬉しくおもいます。
息子の奥さんが、難病再発(潰瘍性大腸炎)で入院したため、生後10ヶ月の赤ちゃんと
上の6年生の子供の面倒と、家事全般の手伝いのために
またまた身動きのままならぬ生活を余儀なくされております。しかも今度は前回と違って
息子たちは三部屋しかない狭いアパートに引っ越し、インターネットもつないでないので、
閉所恐怖症の私は、いつまでこんな狭いところで、平常心を保っていられるか分かりません。でも
住まいはともかく、近くには広々とした久根別川が流れ、自然がたっぷりの環境のなかで、
ネットと遮断した生活も、思ったほど苦痛でもなく、どっぷりとママ代行に浸っております。
パソコンがないため、今日まで返事も差し上げることは出来ませんでしたが、みなさま
ちゃんと間に合って、投稿して下さり、ありがとうございました。
時間も限られているので、メール到着への返事は差し上げられませんが、選句5句で
選評のほうもよろしくお願いします。
選句・選評は6月26日必着でよろしくお願いいたします。すぐですよ~~~~~~~~。
作品の記載漏れがありました。申し訳ありません。全部で40句です。
1 早起きの庭に打ち水恩師来る
2窓越しに打ち水の音昏い居間
3少年の水打つ柄杓ほうり投げ
4打ち水の終わった路地に子等走る
5打ち水やえいとぞ放つわが憂い
6劣情に打ち水しきり在家なり
7打ち水や鼻緒濡らして泣く子かな
8打ち水にユンケル飲んだ庭の苔
9打ち水や井戸端会議の合図なり
10打ち水に集まる子らのはしゃぎ声
11日が落ちて遊び疲れた夏の海
12息子等の住まう島見ゆ夏の海
13夏の海ビキニが似合う頃もあり
14山越して目に付き刺さる夏の海
15夏の海尻濡らしつつ子守かな
16青春の輝き求め夏の海
17幼子と貝慈しむ夏の海
18夏の海あの日の画像浮かんでる
19オープンカージャズを飛ばして夏の海
20雨の間の空は澄んでる夏の海
21鮎を食ふさあて六十路の折り返し
22鮎釣って意気揚々とビギナーズ
23明鏡や波紋に走る鮎の影
24名物の鮎飴色に炊き上がり
25鮎焼ける間合いを埋めし川の音
26若鮎も帰る川面に映る影
27しなやかに人形夢見鯉泳ぐ
28鮎おどるきらきら光る川の底
29ビルの街鮎の焼き串郷土展
30たちふさぐ堰のしぶきや鮎は跳ぶ
31鮎釣りの自慢花咲く露天風呂
32鮎食わば釣りキチ鮎吉思ひ出す
33田植えおえ童話のごとき空と山
34娘が踊る広場の脇に濃あじさい
35薄闇に額あじさいの時満つる
36からみつく細い命のごうやかな
37チェンソーとまがうてウツギ蜂の群れ
38焼き串の岩魚と泳ぐ天の川
39 旨そうに焼き色付いた麦畑
40待ちぼうけ空を仰げば梅雨曇り