お待たせしました。第36回の選句がそろいました。
選句に参加された方のお名前は、一字で表しています。 (選句到着順)
祥(祥雲) 歌(歌子) 島(島ちゃん) 朝(朝戸風)
次(J次郎2) 流(流れ雲) 牛(真珠牛郎) 法(法被衣)
蝸(かたつむり) 風(風智) 萍(ひょうひょうし) か(かんな)
し(しらぶる) (今回は道草さんからは選句が届いていません。)
作品の間違いほかありましたら、お知らせください。
作品番号 作 品
流 法 か
1 小春日の深き眠りの子豚かな 3 【祥雲】
祥
2 海峡の小春に抱かれ親子旅 1 【歌子】
祥 牛 蝸 法
3 背を高く猫の欠伸も小春かな 4 【朝戸風】
朝 し
4 庇にて猫の伸びする小春かな 2 【J次郎2】
島
5 小春日や園児の声も麗らかに 1【蝸牛】
流
6 冬将軍迎える前の小春かな 1【道草】
祥 流 牛 蝸
7 小春日や縁側で聞く祖母の歌 4 【かんな】
蝸 か
9 小春日や湖面に映す木々揺れて 2【風智】
朝 流
10 この年も小春日和や父年忌 2 【牛郎】
島 次 萍
11 新聞と午睡におちる小春かな 3【法被衣】
し
12 小春日のクヌギ林を逍遙し 1 【萍漂子】
12 小春日のクヌギ林を逍遙し 1 【萍漂子】
朝 次 法 風 か
13 小春日を抱えたままの夜具温し 5 【しらぶる】
次 流 し
14 母子して栗の渋取る夕べかな 3【祥雲】
祥 島
15 一礼をして下山する栗拾い 2【歌子】
次 萍
16 縄文の裔とうそぶき栗を食む 2【朝戸風】
17 旬なれど孫の嫌がる栗おこわ 【J次郎2】
島 か
18 いがを出て 世の中みたり 栗坊主 2【流れ雲】
歌 牛 法 萍
19 栗のしぶ剥がす手捌き枯れた指 4 【蝸牛】
法
20 父も居て姉は無心に栗拾ひ 1 【道草】
21 さんぽ道毬栗みつけ話咲く 【かんな】
法
22 栗ご飯大きな碗に変えて盛る 1 【島ちゃん】
23 散歩道拾われずして青い栗 【風智】
24 笑栗に1歳の孫笑い顔 【牛郎】
25 毬栗や林を歩む音ばかり 【法被衣】
歌 朝 牛
26 履き慣れぬ長靴で剥く栗の毬 3 【萍漂子】
歌 島 朝 萍
27 炊きすぎてひとりに余る栗ごはん 4【しらぶる】
歌
28 冬麗の渉禽漁る水面かな 1 【祥雲】
萍
29 毬栗や笑顔で彼は人を刺し 1 【歌子】
祥 蝸 し
30 庭隈に日暮れとどめて石蕗の花 3【朝戸風】
朝
31 オリオンの見下ろす路地や訃を伝う 1【J次郎2】
32 クリスマス仏壇前で十字きる 【蝸牛】
33 初雪を接骨院の中で聴く 【道草】
次 牛 蝸 風
34 七五三龍馬みたいと胸を張り 4【かんな】
35 胸の奥ひそかに抱いた柘榴の実 【島ちゃん】
歌 島 流 蝸 か
36 人里に野鳥おりたち山眠る 5 【風智】
歌
37 初産みはばあちゃんにきめ寒卵 1【牛郎】
朝 風 か し
38 赤信号冬の冷気を深呼吸 4【法被衣】
風
39 子狸は化けそこなって昼の町 1【萍漂子】
次 牛 風
40 枯れ枝や夜は着飾るLED 3【しらぶる】