顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

萍漂子選 第32回

●萍漂子選 【1、12、22、31、44、48】

1 群生の昼顔揺れて甲羅干し
  夏の海、砂浜での風景でしょうか。
  歳をとってくると日ざしが身体に堪えます。

12 人待てば浜昼顔に浪の音
  待っているとりとめのない時間と心の空白に
  誰を待つのでしょうか。

22 夕立や虹を残して急ぎ足
  最近、大きな虹を見ることがありません。
  夕立の後の虹を見てみたいです。

31 林ごと空に湧き立つ蝉時雨
  子どもの頃、近所の寺の境内で、蝉時雨を何
  度となく経験しました。
  「林ごと空に湧き立つ」という表現が素晴ら
  しいと思いました。

44 祭りの夜人垣越しのうなじかな
  ご近所の今どきの娘さんをはじめ、おばさん
  たちも髪をアップにした浴衣姿になると見直
  してしまうことがあります。

48 ほろ酔ひで祭囃子を子守唄
  御神酒、あるいは晩酌をすませ座敷でゴロリ。
  風に乗ってお囃子が遠く聞こえてくるので
  しょうか。

 以上、選句、感想をお送り致します。
 有り難うございました。
 萍漂子
 
 
 
 
 
 
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萍漂子作
 
52 心地よき母の背中で夏祭り    【萍漂子】        
 
13 植え込みに咲く昼顔は疎まれて  【萍漂子】
 
26 夕立ちの激しき雨は汝れの裡   【萍漂子】
 
39 釣り終えて竿納めんと蝉時雨  【萍漂子】