今回は12名の投稿参加でした。
新しく風葉さんが加わりましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
選句につけるお名前が「風」だと風智さんとかさなりますし、「か」だと
かんなさんと重なるので勝手ながら「葉」にしました。
又、今回から牛郎さんの「真珠牛郎」は「牛郎」になりました。
選句の各ページ、間違いがないかどうか、各自点検していただけると
助かります。では、よろしくお願いいたします。
作品番号 作品 (選者名) 作者
葉 法
1 厄落し妻に内緒で過去を焚く 【しらぶる】
1 厄落し妻に内緒で過去を焚く 【しらぶる】
法 牛 道
2 刺繍裏絡まり合ふや厄落し 【歌子】
次
3 辻の闇男声する厄落し 【朝戸風】
葉 萍 道
4 厄落とし豆を撒かるる大銀杏 【J次郎2】
牛
5 還暦によっこらせっと厄落とし 【法被衣】
6 生まれ来る子供に任す厄落とし 【蝸牛】
蝸
7 厄落とし道も情も決すれば 【風葉】
葉
8 神主の振れる幣音厄払 【祥雲】
萍 祥
9 修験者に慣ひ火渡り厄落し 【牛郎】
10 祓う手が宙を舞ひて厄落とし 【道草】
歌
11 安産のお札を受けて厄落とし 【かんな】
12 妻と來て鎮守の森にて厄落とし 【萍漂子】
13 寒明て半纏干せば爺くしゃみ 【蝸牛】
朝 歌 か
14 寒明けや日めくり暦重くあり 【風葉】
葉 か
15 街の灯や色を増したり寒の明け 【法被衣】
15 街の灯や色を増したり寒の明け 【法被衣】
し 牛
16 寒明けは何時のこととて屋根の雪 【J次郎2】
次 歌
17 祝い箸拜み洗いも寒の明け 【朝戸風】
次 法 牛
18 寒あけてめでたき話二つほど 【歌子】
19 寒明や一気に昇る展望台 【しらぶる】
朝 し 法 か
20 寒明くや畑の土の膨らみて 【祥雲】
萍 し
21 寒明や両手いっぱい朝の市 【牛郎】
朝 次 蝸 歌
22 寒の明け雪の回廊沈みをり 【道草】
23 寒の明け車窓の星も煌めいて 【かんな】
か
24 寒明けて降る陽光が眩しくて 【萍漂子】
か
25 春めいてふっくらしてる川堤 【しらぶる】
26 春めきて若き胸元まぶしかり 【歌子】
祥 し
27 春めくや部活の子らの声高に 【朝戸風】
朝
28 春めくや利鎌も切っ先やや鈍く 【J次郎2】
29 春めきて世に満ち満ちる水蒸気 【法被衣】
次 歌 祥 道 か
30 田をせせる鳥の仕草も春めいて 【蝸牛】
31 春めいて熟年婚の話など 【風葉】
葉 し 法 道
32 盛り上がるもぐらの塚の春めける 【祥雲】
蝸
32 盛り上がるもぐらの塚の春めける 【祥雲】
蝸
33 解け流れ春めく川のさわがしく 【牛郎】
し
34 春めきて土の温さで雪の穴 【道草】
萍
35 春めいて井戸端会議がにぎやかに 【かんな】
祥
36 制服を調う子らの春めきて 【萍漂子】
朝 萍 蝸 牛
祥
44 自転車でぬける梅林風やさし 【しらぶる】
葉
44 自転車でぬける梅林風やさし 【しらぶる】
葉
45 白梅や待てど来ぬ人偲びをり 【歌子】
次 祥 法
46 梅が枝の白さ紛らす鈍曇り 【朝戸風】
蝸 牛
47 今日もまた妻を演じて梅一輪 【風葉】
48 梅花散り 惜しむ母子は花見時 【萍漂子】