顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

法被衣さん選 第36回

●法被衣選【13、1、19、20、22、3】
 
13 小春日を抱えたままの夜具温し
 
お日様の匂いの布団、気持ちいいです。
 
1 小春日の深き眠りの子豚かな
 
かわいい子豚のお腹が呼吸している姿を思い浮かべます。
19 栗のしぶ剥がす手捌き枯れた指
 
しぶと枯れた指が見事に対をなして、読者に想像をかきたたせてくれます。
 
20 父も居て姉は無心に栗拾ひ
 
ある秋の家族の風景。静かなしあわせのひと時という感じがします。
 
22 栗ご飯大きな碗に変えて盛る
 
これ、わかります。秋の実りに感謝。
 
3 背を高く猫の欠伸も小春かな
 
猫の山なりの伸びとその後の欠伸、気持ちよさそうです。
 
猫も欠伸の小春かな
猫の欠伸の小春かな
猫の欠伸や小春かな
 
いろいろありそうです。
 
ああ、もう次回は師走の句になってしまいますねえ。
 
 
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法被衣さんの作品
 

毬栗や林を歩む音ばかり    【法被衣】
 
新聞と午睡におちる小春かな 【法被衣】
 
赤信号冬の冷気を深呼吸    【法被衣】