顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

法被衣さん選 (第39回)

⑨●法被衣さん選 (1、2、18、20、32、46)
 
1 厄落し妻に内緒で過去を焚く
 
  どんな秘密なのか、気になります。

  厄落し夫に内緒で過去を焚く、よりも単純そうではあります。
 

2 刺繍裏絡まり合ふや厄落し
 
   表は綺麗に見えても裏は複雑な事情が。

   時間経過も詠みこまれているようでなかなか深い句だと思います。
 
 
18 寒あけてめでたき話二つほど
 
    季節と気持ちが重なって、うれしい気持ちが伝わります。
 
 
20 寒明くや畑の土の膨らみて
 
    暖かくなってくる実感が。
 
 

32 盛り上がるもぐらの塚の春めける
 
   盛り上がる、で気分も高揚してくる春が伝わってきます。
 
 
46 梅が枝の白さ紛らす鈍曇り
 
   曇り空よりも青空の方が梅も映えますね。
 
 
 
 
惜しくも選外になった句
 
8  神主の振れる幣音厄払
 
   幣の音が聞こえてくるのですが、全体的に平凡な印象。
   
   さっそく盗作。
 
   低頭に幣音踊る厄払い
 
 
 
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⑤●法被衣さんん作品 2月16日
 

38 梅林や空に融け出る遠景色   【法被衣】
 
5還暦によっこらせっと厄落とし    【法被衣】
 
29春めきて世に満ち満ちる水蒸気 【法被衣】
 
15街の灯や色を増したり寒の明け 【法被衣】