顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第120回 12月句会 作品


1  入院の兄の知らせや雪催

2  雪催遊里のにほひ残る路地 

3  雪催の便りひとひら辿り着く

4  包丁研ぐ水の濁りや雪催

5  催しのライブに響く雪催

6  雪催森黒々と沈みたる

7  野良猫の膨れたる毛や雪催

8  冬凪や湖面に映る逆さ富士

9  白魚の茹でこぼされし一尾なり

10 水涸れて里の夕餉に薪香る

11 寒き日やメールの語尾にハートの絵

12 鳥一羽さばいて暮れる師走かな

13 年越しや終いの笛の稽古かな

14 露天湯や雨から雪へ降誕祭

15 風呂吹や近江名代の味噌の味
 
16 風呂吹を冷ます家族の息と息

17 風呂吹や味噌は肴の味加減

18 風呂吹きや味噌の加減に母の味

19 風呂吹や杯交わす旧き仲

20 ほろほろと煮えて風呂吹帰り待つ

21 風呂吹を半分わけてくれし母




暖かい地方からは、水仙祭りなどのニュースも届いていますが、北国ではすさまじい猛吹雪が三日ほど続き、一日何回も雪かきに追われています。

 さて、少し遅れましたが、今年最後のネット句会を開くことが出来、作品を掲載出来て嬉しく思います。有難うございました。 

今月も6句選とし、その中で特によいと思った番号に◎をつけてメールをください。またどのようなところに着目して選句をされたか、一言の感想を添えていただけると嬉しく思います。
それでは30日までによろしくお願いいたします。