番号 作品
1 浅春や脛ふるわせる鷺の影
2 弁当の海苔巻き太し春浅し
3 天守には人影もなく春浅し
4 軒ごとに湖へ出る道春浅し
5 春浅し山引き返す気概かな
5 春浅し山引き返す気概かな
6 春浅し出かけの朝にすする白湯
7 児を抱く母の姿や仏の座
8 白鳥や橋桁くぐり空に消ゆ
9 色卵指先紅くイースター
10 庭土に猫腹ばいぬ蕗の薹
11 土筆にも曲届けましょう吾笛で
12 女学生たりし日の母玉椿
13 墓の無き我が家は如何に入彼岸
14 彼岸西風父に供養の生一本
15 散骨の友の彼岸や海光る
15 散骨の友の彼岸や海光る
16 窓越しに鳥と目が合う彼岸かな
17 故郷や瞼の中の彼岸参り
18 彼岸過ぎ祈る地の記事名が光る
こちらは漸く雪解け水が勢い良く流れ出し、待ち望んでいた春がやっと動き出したという感じですが、皆様の所はもう、桜満開だったり、あるところではもう散っている所もあるかも知れませんね。さて、今月は6名による投稿でしたので、選句は5句ということにしたいと思います。気に入った句を5句選んで、出来るかたは一言感想もよろしくお願いいたします。特に気に入った句がありましたら二重丸◎をお願いいたします。いつものように、送り先はhaikude575@yahoo.co.jp締め切りは3月30日です。ではお待ちしております。