顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

法被衣選 22回

●法被衣選 【12、35,37,42,58】




35 いい汗をかいて満月ひとりじめ


     今日も一日野良仕事でしょうか。

     それともジョギングの途中?

     満月は自分へのご褒美のようで、満ち足りた気持

     ちが伝わってきます。




37 月明かし飲み屋の最後の客となり

     一人酒でしょうか。

     いろいろなシーンが連想される重層的な句のように

     思えます。

     明かすは飲み明かす意も?




42 腹空かし野分の様な孫が来る

     これには幸せの洪水がつきものでしょうか^0^)

     楽しい句です。






58 ゆで卵そろりと切りて月ふたつ

     まん丸のふたつの月が目の当たりに浮かびました。

     あえて言うなら少々季節感に乏しい?





12 霧晴れて目の前に咲く山の花

    高山植物のお花畑でしょうか。

    霧が晴れた時の感動を詠まれていますが

    咲くという二字はもったいないような気もします。

    たとえば、
   
        霧晴れて目の前にあり山の花

        霧晴れて目の前すべて山の花

    とかはいかがでしょう。





 
その他気になった句


47 敬老日杖より低い九十母

    なぜか選外になってしまいましたが

    和服を着た腰の曲がった「かわいらしい」ご母堂の姿が

    浮かびます。





45 たっぷりの味噌汁ですくすく老いる

    不思議な句です。




46 通い道いつ伸び咲いた彼岸花

    ほんとだ、彼岸花って突然咲いていますね。





11 霧深しサービスエリア混雑す

    失礼ながらちょっとニュースのような印象。

    そこで盗作

         霧深しサービスエリア賑わいて

         霧深しサービスエリアの大混乱


以上。