顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第85回12月 祥雲さん選&作品

 
祥雲さん選【6、11、19、20、21、22】
     
  6 鱈場蟹我は行かぬと決めにけり
   
    鱈場蟹の特性が巧く表現されていて、決然とした
    頑固さが良いと思います。 
 
 
 11 おはようの小声になりぬ冬の川
    
    他の季節と違って、冬の川の前では「小声になりぬ」が
    相応しい感じの良句です。    
     
 
 19 あれやこれ旧句なおして除夜の鐘
   
    気になった句を年内に直しておこうと頑張っていて、
    もう除夜の鐘か、ああという共感できる良句です。
 
 
 20 売り出しの声に押される師走かな
 
    大いに共感できる良句で、気ぜわしい気分の景が
    目に浮かびます。
 
 
 21 御利益が有ります様に大根焚
 
    親鸞聖人の徳を偲んでの大根焚きの様子が目に浮かびます。
    敬虔な祈りの行事が上人様に届きますように。 
 
   
 22 冬眠の寝息を包む白き山
 
    白き山が蛇や獣の冬眠を包むかのような優しい風情が
    良いと思います。
 
 
 
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今月の祥雲さんの作品

タラバガニ売る夕暮れのおかみさん【祥雲】

流木の骸あちこち冬の川     【祥雲】

ポンと撃つ竹鉄砲や竜の玉    【祥雲】