顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

第46回 選句発表

    法
1 一房を幼児ほしがリ葡萄狩         【道草】

    
2 小葡萄や昔ながらと種を吐く      【J次郎2】
 
3 透き通る緑の葡萄飽かず見て     【祥雲】

   つ 祥 道
4 あめつちの愛をぎゅうっと葡萄かな   【歌子】
 
5 ひとつぶの葡萄にも喜怒哀楽も     【羽林】
 
6 葉をくわれがんばる葡萄たわわなり  【しらぶる】
 
   
7 葡萄皿一つ多めに蔭の善        【蝸牛】

   葉 祥  し
8 もう寝るねぶどう一房冷えてます    【つだみつぐ】

      次 羽
9 山葡萄にわか杜氏がしぼりおり     【牛郎】

   つ 祥 し
10 一房の葡萄の重さ持ち帰る       【法被衣】
    
    羽 牛 歌
11 葡萄食む聖書の一語書きし後     【風葉】

12 秋の風山の匂いを身にまとい      【道草】

    蝸
13 滝愛でる人の絶えたり秋の風      【J次郎2】
    
  
  葉 
14 暮れ六つの鐘しみじみと秋の風    【祥雲】
 
    つ 蝸 祥 
15 父母の墓訪ふて色なき風と会ひ
    【歌子】

     次
16 ごみ箱のビニール傘や秋の風     【羽林】

     歌
17 廊走り渡る四角い秋の風        【しらぶる】
 
18 空部屋で漏らす溜息秋の風
      【かたつむり】

        
19 秋風や君の背中は遠すぎて 
     【つだみつぐ】

   道     
20 黄金を無事刈り終えて秋の風     【牛郎】

  
21 猫寝入る静の至福や秋の風      【法被衣】

   羽
22 秋風や漢は黙って家を出る       【風葉】
 
   
23 一望に実りを包む秋の星        【道草】
    
 
  法 歌
24 名月や浪に残りし松ひとつ       【J次郎2】

25 泣き笑う影をしるくぞ月昇る       【祥雲】

  葉 道
26 どしゃぶりの雨の途切れに秋の風   【歌子】
   
  
次 つ 牛
27 手のひらの新米少し零しけり      【羽林】

      
28 プレハブの現場事務所に虫時雨    【しらぶる】

29 あき部屋の窓にやんわり月灯り     【かたつむり】

  法 歌  し
30 トラクターのエンジン切れば渡り鳥
   【つだみつぐ】

31 酔芙蓉今夜の肴迷いおり         【牛郎】
   
 
 蝸
32 秋の夜や眼鏡を捜す家人かな      【法被衣】

  次 牛 
33 りんご熟れる罪を犯して子の二人    【風葉】