顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

2月(第51回)の選句

     葉 蝸 牛 法
1 幼子の抱えて覗くうすごおり
 
     し 法
2 薄氷をパキと割る子の笑顔かな

3 薄氷虜となれり大気かな

     葉
4 奈落まで覚悟決めしや薄氷
 
           歌
5 娘との誤解は解けぬ薄氷
 
     羽
6 薄氷の古道さざめく山おろし

     蝸
7 冬の虹電車待つ間に生れ出づ

     し 蝸
8 薄氷を踏まずにまたぐ通学路 

     祥 牛 法
9 にぎやかに薄氷踏んでいく児童

10 贋作の神話晒され冬の虹

11 床起きて日記に綴る冬の虹

12 暮れなずむ空に希望の冬の虹
 
     歌 
13 異国の夜月にぐるりの冬の虹 

     牛
14 子の仕事決まり恵法へ冬の虹

15 薄らと良き日に掛る冬の虹

     道
16 冬の虹きらめくダスト深呼吸
 
     祥 道
17 靴底にピシと応えし薄氷
 
     歌 道  祥 
18 麦追肥終えて一服冬の虹 

     祥 羽
19 冬の虹なまりの空にみつけたり 

20 薄氷や瓦礫の山に罪はなき

     祥
21 まあだかなぽっけの中に春の音

22 早春の賦を口ずさむ水辺かな

     し
23 空港は春とて季語のるつぼかな 

     葉 羽 蝸 道 牛 
24 友の癖ひとつ見つけし春の旅 

     し
25 鶯や啼き声遥か口真似る

     法
26 水仙やこの一年を語り継ぐ 
 
     歌 葉 し 道
27 春めきて人やはらかにすれ違ふ

     羽
28 春浅き代理参りの愛宕山

     葉 蝸
29 春が来るのらりくらりは仕舞い込む
 
     歌 祥 羽 牛 法
30 寒厨明治をんなの形見着て