選句
①祥雲さん選【2、15、17、22、24、27】
2 嬰の泣く声に駆け寄る笑初
嬰はややこ、稚児のことでしょうか。賑やかな、
和やかな家族の正月風景が彷彿とし来てます。
15 本当は着て見たかった赤セーター
事情があって着られなかった赤セーターへの憧れ感が
滲む良句です。
2 嬰の泣く声に駆け寄る笑初
嬰はややこ、稚児のことでしょうか。賑やかな、
和やかな家族の正月風景が彷彿とし来てます。
15 本当は着て見たかった赤セーター
事情があって着られなかった赤セーターへの憧れ感が
滲む良句です。
17 セーターに編み込まれたる慈愛かな
お母様の手編みのセーターでしょうか。一生大切に
される気持ちが滲んだ良句です。
22 スマホ持ち聖樹を囲む笑みの数
見事に飾られた聖樹を多くの人々がスマホで写真を
撮っている景でしょうか。「笑みの数」が効いています。
24 一木の聖樹に化ける駅の前
駅前の寒々とした一木が見事に聖樹に化けた景でしょうか。
良く見かける景です。
27 聖樹にも聖夜に逝きし父想ふ
聖樹を見ると聖夜に逝かれたお父様のことが想いだされる
という句意でしょうか。余韻のある良句です。
以上 祥雲