第101回 お題(法被衣さんより)
滝、葉桜、当季雑詠一句
番号 作品
駒
1 ベランダに新緑香る夕涼み 【きんぎょ】
1 ベランダに新緑香る夕涼み 【きんぎょ】
2 印結ぶ観音様や花は葉に 【祥雲】
3 子の企画母性愛かな新茶買う 【牛朗】
き 祥 し 法 牛 駒 風
4 一両車映し夕暮れの植田かな 【歌子】
4 一両車映し夕暮れの植田かな 【歌子】
き 祥 し
5 鯉のぼり都会の空は狭かろう 【法被衣】
5 鯉のぼり都会の空は狭かろう 【法被衣】
6 夕暮れてグラスに氷落とす夏 【風葉】
牛
7 衣更へいつ下すかと心待ち 【しらぶる】
祥
9幾年の故郷近し滝滑り 【きんぎょ】
歌 し 法 駒
10 奈落より神霊上がる大瀑布 【祥雲】
歌 風
11 この音は児雷也出づる滝飛沫 【牛朗】
11 この音は児雷也出づる滝飛沫 【牛朗】
し 法 風
12 太古よりがうがうと滝落ちて来し 【歌子】
12 太古よりがうがうと滝落ちて来し 【歌子】
歌 祥 駒 風
13 山間に滝の一閃神の降る 【法被衣】
13 山間に滝の一閃神の降る 【法被衣】
き 法 牛
14 亡き友の忍びの滝となりにけり 【風葉】
14 亡き友の忍びの滝となりにけり 【風葉】
牛
15 滝修行見ている側も気合い入れ 【しらぶる】
16 楽々と落差乗り越え滝になる 【一駒】
17 青空に葉桜眩し窓の外 【きんぎょ】
歌 し 法
18 柿若葉光と風のつるりんこ 【祥雲】
18 柿若葉光と風のつるりんこ 【祥雲】
き 駒
19 葉桜に暗夜行路のお菊虫 【牛朗】
き 風
20 葉桜や生れし子は凜と名付けられ 【歌子】
祥 し 牛 風
21 葉桜や園児の列の帽子行く 【法被衣】
21 葉桜や園児の列の帽子行く 【法被衣】
歌 祥 法 駒
22 葉桜や土葬の父の齢越ゆ 【風葉】
22 葉桜や土葬の父の齢越ゆ 【風葉】
牛
23 葉桜を追い越しさらに北へ行く 【しらぶる】
歌 き
24 葉桜や毛虫に喰われ青い空 【一駒】
5月の作品をお届けします。気に入った句の六句の番号をかいて、31日までに、あてお送り下さい。できれば気に入った句の感想、あるいはこれは問題ではないかと思う句について、感想やご指摘をいただければお互いに、励ましになったり、べんきょうになったりすると思いますので、よろしくお願いいたします。
6月2日 記
選句をお届けします。下のコメント欄にいつもの通り、選句番号と感想をお載せします。コメント欄は色文字が出来ないとか、修正がきかない、文字数に限定があるため、一人の人の選句感想が二面に渡ることもあり読みにくいなど、何かと不都合な面があるのですが、何とか工夫して、編集の都合上、今のところこの形態をとっています。まず皆様には、ご自分の原稿とここにアップされたものが、間違いがないか、確かめていただきたくよろしくお願いいたします。では到着順に、選句感想をお載せします。