●真珠牛郎選 【28.33.56.59.65】
28 冬仕度在りし父の手たどりつつ
日の短い晩秋の光景目に浮かび父親を思い出しました。
33 ラッパの音は母は湯豆腐思いつき
近頃は行商の豆腐屋さんは見かけなくなりましたが、
忙しいお母さんだったのでしょう。
56 仕事終え最終の声神無月
残業でもなさったのでしょうか?お疲れさんでした。
59 霧降りて谷の集落まだ明けず
この時期朝霧がよく発生します、昨日も句の光景見ました。
65 宵闇の街灯の下に人を待つ
青春を思い出させていただきました。
●真珠牛郎の作品
7.宵闇や十九の頃の君恋し【牛朗】
20.大根で演技練習豆選手【牛朗】
31.今晩は夢を見そうな干し布団【牛朗】
40.湯豆腐ののれん横目に南禅寺【牛朗】