顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

■J次郎2さん

J次郎2さん選 (第39回)

③●J次郎2さん選【3 17 18 22 30 46】 今月は、想像をかきたてる句を選んでみました。 3 辻の闇男声する厄落し 真っ暗闇の中で声だけが聞こえる。 それを聞いていると知らず知らず心が弾んでくる。 どんな行事なんでしょう。想像がふくらみます。 「暗闇を声…

J次郎選 第23回

●J次郎2選 【11 18 24 41 57】 五句選句 11.新米の吹きこぼれたる香りかな 新米は同趣の句が多くて困りました 2にしようかとも思いましたが 語感がちょっと これがいちばん説明が少なくてすっきり 18.バス停に秋の夕暮れ先に着く いつもの時間なのに…

J次郎2選  第22回

●J次郎2選句 【06 15 27 45 54】JJ2 五句選句 06 憂きこともいつか去るべし霧連夜 連夜連日の霧とはいえ、いつかは晴れる日が来る。 その霧のようにきっと、この憂鬱も晴れる日が来る。 (紋切り型の精神訓話か、ジャニーズの歌詞のように 特別なこと…

J次郎2選 (第21回 選句)

●J次郎2選 【14 15 19 21 38】 さて、八月ですが みなさん緑陰と枝豆には苦しんだようですね。 個人的な感想ですが、無理が多い気がします。 14 八月や広島の友便り在り 八月・広島、どんな友なのか、想像できますよね。 まだまだ人生は続いているぞ。の…

J次郎2 選  (第20回 )

● J次郎2選 【7 12 21 25 28】 7 揺りかごに眠る赤子や蓮の花 蓮の花の芯を赤子に、花びらを揺り籠に見立てたのがおもしろい。 もしかすると逆で、揺り籠に眠る赤ん坊を蓮に見立てたのかも。 そう、情景を連想させ捻らせるところをかいました。 12 提灯を先…

J次郎2選    第19回選句・選評

J次郎2選 【3.15.21.29.40】 ●3 少年の水打つ柄杓ほうり投げ 「お手伝い終わり!」言うがはやいか駆け出す男の子。 イメージがよく伝わってきます。 ●15 夏の海尻濡らしつつ子守かな 山の民なので海を知らないのですが なんとなくほのぼのした…

J次郎2選  第18回 選句・選評

J次郎2選 【1 9 22 28 39】 1 かたつむり阿修羅のごとき我が心 かたつむりと阿修羅。とても結びつくとは思えないイメージなのだが。 阿修羅のごとく猛り狂わんとする自分を押し殺し、さらに押し殺している。 そのような状態を「かたつむり」の「動いている…

J次郎2選  第7回 選句・選評・雑感

★J次郎2選句 7 真昼どき金魚のやうな紅を引く 気だるいのか、この後の展開の期待なのか 想像力を刺激されます 13 栗の花絶対内緒と言われても 誰が何を内緒というのでしょう。 一見、栗の花とは無関係にみえる下二にこれも、想像力を 17 鮮やかに逃げ…