顧問のいないネット俳句

句会の流れ①その月の兼題を使った俳句を25日必着で投稿します。                     ②ブログに全作品が公開されます。                          ③投稿した人は自分以外の作品番号を選句し3日以内に編集者へ送ります。        ④このあとのことはその後のブログに必要事項を載せます。

2022年8月句会 作品、選句、感想、作者

◎牛 1 一縷なるサダコの鶴や原爆忌 【祥雲】 歌 2 校庭に風がカラコロ鳳仙花 【一駒】 3 鳳仙花はぜては笑い声響く 【歌子】 祥 4 滑り台鈴なりの子ら鳳仙花 【法被衣】 ◎祥 法 5 もう母の居らぬ確かさ盆用意 【牛郎】 祥 6 雨かぶり弾ける囃子ねぷたっ子 【…

2022年8月句会 投稿作品

1 一縷なるサダコの鶴や原爆忌 2 校庭に風がカラコロ鳳仙花 3 鳳仙花はぜては笑い声響く 4 滑り台鈴なりの子ら鳳仙花 5 もう母の居らぬ確かさ盆用意 6 雨かぶり弾ける囃子ねぷたっ子 7 カッと眼をむき悪睨む佞武多かな 8 笛吹きつ佞武多の熱と歩みたり 9 わ…

八月句会のご報告と九月句会の兼題

8月句会の高点句は、牛郎さんの下記の句二句(同点)でした。 おめでとうございます。句の感想や鑑賞は前ページにありますのでそちらでお楽しみください。 5 もう母の居らぬ確かさ盆用意 【牛郎】 選者 ◎祥雲 法被衣 13 塔婆三本抱へて母の墓参り 【牛郎】 …

2022年7月句会 作品、選句、感想、作者

選 句 1 戯れる少女の脚や夏の波 【祥雲】 祥 2 トンネルを抜ければそこは夏の海 【牛郎】 法 牛 3 炎昼や氷ひとかけ金魚鉢 【歌子】 4 夏の海青い空ただウトウトと 【一駒】 駒 祥 5 足裏の砂えぐられし夏の海 【法被衣】 6 巴里祭のルーブル無料人の…

2022年7月句会 投稿作品

1 戯れる少女の脚や夏の波 2 トンネルを抜ければそこは夏の海 3 炎昼や氷ひとかけ金魚鉢 4 夏の海青い空ただウトウトと 5 足裏の砂えぐられし夏の海 6 巴里祭のルーブル無料人の波 7 釣人のなりして子らは夏の海 8 巴里祭をダシに呼ぶこむ老女かな …

6月句会のご報告と7月の兼題

急に真夏日になったり、はげしい雨に見舞われたり、観測史上初の発表があちらこちらでされていますが、早いものでもう一年の半分を過ごしてしまいました。 今月は、選句締め切りが二日しかないという中、ブログ内だけの発表でしたが選句も感想も、ありがとう…

2022年6月句会 作品と選句と作者と感想

歌 駒 ◎法 ◎牛 1 羅(ら)を羽織り君待つ宵や蛍狩 【祥雲】 2 走り梅雨予定通りの一人旅 【歌子】 3 雨蛙月夜の堀で大合唱 【一駒】 祥 法 4 自販機のつり銭穴の雨蛙 【牛郎】 ◎歌 5 にらめっこ色即是空雨蛙 【法被衣】 駒 6 苔に紛れ鎮座している雨蛙 …

2022年6月句会 

1 羅(ら)を羽織り君待つ宵や蛍狩 2 走り梅雨予定通りの一人旅 3 雨蛙月夜の堀で大合唱 4 自販機のつり銭穴の雨蛙 5 にらめっこ色即是空雨蛙 6 苔に紛れ鎮座している雨蛙 7 鉢合わせこいこい蛍巡り合い 8 鯛に乗る小幡人形走り梅雨 9 見下ろせば傘…

五月句会のご報告と六月の兼題

五月もあっという間に過ぎ、六月の青森は何となくうすら寒くて、朝夕のストーブがまだ離せない毎日ですが、みな様お元気そうで何よりです。 このところ体調を見ながらの編集で、ご報告が遅れがちで申し訳ありません。さて、五月句会は法被衣さんの下記の句が…

2022年5月句会 作品(作者)と選句と感想

選 句 ◎法 歌 1 新緑の風も馳走や野の昼餉 【祥雲】 2 夏の夕ダイヤモンド岩木山 【一駒】 3 新緑や帰路の電車は最終便 【牛郎】 4 新緑や車ひとりの旅企画 【歌子】 ◎駒 ◎牛 歌 5 新緑の重なる青に青や青 【法被衣】 祥 6 夏めくや縄文遺跡今も燃え …

2022年(令和4年)5月句会

1 新緑の風も馳走や野の昼餉 2 夏の夕ダイヤモンド岩木山 3 新緑や帰路の電車は最終便 4 新緑や車ひとりの旅企画 5 新緑の重なる青に青や青 6 夏めくや縄文遺跡今も燃え 7 夏めくや腿の青アザ気になりて 8 夏めくや白く塗りたる古き椅子 9 店番の居…

四月句会のご報告と五月の兼題

桜前線もどんどん北上し、いよいよ北国にも色とりどりの花が咲きだし、あたたかくて美しい季節がやってきました。ささやかな日常と美しい自然に感謝しながら、4月の句会も無事に終えることができてうれしく思います。 今回はメール機能のせいだと思いますが…

2022年4月句会 作品・選句・選句感想・作者 

1 ひょろひょろと蠢く千の蝌蚪の塊 【祥雲】 2 水たまり微かな波に蝌蚪の群れ 【一駒】 法 牛 3 雪形の駒くっきりと5月尽 【歌子】 歌 祥 4 長閑なるゆりかごのごと手漕ぎ船 【牛郎】 祥 5 蝌蚪の群れ母さん父さん元気かい? 【法被衣】 歌 牛 6 打球音…

2022年顧問のいないネット句会 4月句会 作品

1 ひょろひょろと蠢く千の蝌蚪の塊 2 水たまり微かな波に蝌蚪の群れ 3 雪形の駒くっきりと5月尽 4 長閑なるゆりかごのごと手漕ぎ船 5 蝌蚪の群れ母さん父さん元気かい? 6 打球音長閑な部屋に飛んで入る 7 髪染めて卯月の風を闊歩する 8 蝌蚪の紐黒子…

三月句会のご報告と四月句会の兼題

三月句会には、久しぶりに満点句がでました。満点句とは全員からの共感を得られた句を指しますが、法被衣さんの下記の句です。おめでとうございます。 初蝶や土手の散歩の友となり 【法被衣】 選 祥雲、牛郎、一駒、歌子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・…

2022年3月句会、作品と選句、感想、作者

1草餅を近所のばばの笑み持て来 【祥雲】 2草餅やかほりとともに腹を満つ 【法被衣】 3あぜ道に蓮華草摘みプレゼント 【一駒】 牛 4 ケーキより草餅好きな婆ちゃん子【歌子】 駒 5草餅や氏神様の笛太鼓 【牛郎】 祥 6ハンガーの洒落た鳥の巣七つの子 …

2022年3月句会 投稿作品

3月の投稿作品 1草餅を近所のばばの笑み持て来 2草餅やかほりとともに腹を満つ 3あぜ道に蓮華草摘みプレゼント 4 ケーキより草餅好きな婆ちゃん子 5草餅や氏神様の笛太鼓 6ハンガーの洒落た鳥の巣七つの子 7嫁ぎ先草餅土産ただいまと 8青ぬたやこど…

二月句会のご報告と三月句会の兼題

豪雪に閉じ込められていた北国にも春の気配がしてきました。今日は雨が降り 雪の城壁が低くなっていくのを、わくわくしながら眺めています。 皆様のところはもう花の芽が吹きだしているのでしょうね。 目に見えぬ疫病に世界中が戦い、命を守るために必死で頑…

2022年2月句会 作品(作者)、選句、選者、感想、

◎牛 1 縒れ咲ける支那満作の馥郁と 【祥雲】 2 まんさくや落合女史の縮れ髪 【歌子】 3 忘れ得ぬバレンタインの別れの日 【一駒】 祥 4 満作や近江の風に磨かれて 【牛郎】 駒 5 まんさくや朝日の透けて縮れ花 【法被衣】 6 いぬふぐり摘める母子の髪の…

2022年2月句会 投稿作品

1 縒れ咲ける支那満作の馥郁と 2 まんさくや落合女史の縮れ髪 3 忘れ得ぬバレンタインの別れの日 4 満作や近江の風に磨かれて 5 まんさくや朝日の透けて縮れ花 6 いぬふぐり摘める母子の髪の艶 7 春浅し値札そのままお洒落靴 8 喧騒の家族会議に梅一…

1月句会の報告と次回兼題

日々増え続ける発症者数をみては、収束の日が来るようにと毎日祈るばかりですが、1月も皆様とともに、健康も守られて、句会を続けることができたことを、大変うれしくありがたく思います。 さて、1月の高点句は祥雲さんと法被衣さんの下記の句でした。 おめ…

2022年(令和4年)1月句会(作品、選句、感想、作者) 

1 湯たんぽや夢中に母のにこやかに 【祥雲】 法 2 天の吐く息すさまじき寒波来る 【歌子】 牛 3 初場所や「御嶽山」に鎮魂歌 【一駒】 ◎駒 4 一月の色無き木々に雨煙る 【法被衣】 5 ケーキ買ひけふは一月十八 【牛郎】 ◎歌 ◎法 6 赤龍の昇るやどんど…

2022年(令和4年)1月句会 

1 湯たんぽや夢中に母のにこやかに 2 天の吐く息すさまじき寒波来る 3 初場所や「御嶽山」に鎮魂歌 4 一月の色無き木々に雨煙る 5 ケーキ買ひけふは一月十八 6 赤龍の昇るやどんどどうと燃ゆ 7 雪空へ龍のまれゆく左義長祭 8 暁闇の寒波を衝いて七千…

 2021年(令和3年)12月句会のご報告と次回兼題

予定よりも早く原稿が集まりましたので、繰り上げて早めにお届けいたします。 もう今月で終わりかな、もう継続は無理かなと毎回思いつつも、編集し終えると、今月も続けることができた、また新しい一か月が始まる、と喜びでいっぱいになります。顧問のいない…

2021年(令和3年)12月句会 選句・鑑賞・作者

編集 歌 ◎法 1 光芒を掠めねぐらへ小白鳥 【祥雲】 ◎ 牛 2 横すわりの熱燗注ぐ目の妖し 【歌子】 歌 祥 3 友逝きて弔吟捧ぐ冬桜 【あらまち一駒】 4 猪苗代白鳥の群れ遥かなり 【法被衣】 駒 5 白鳥や琵琶湖ブルーに数十羽 【牛郎】 歌 6 寒夕焼け西方…

令和3年 12月句会投稿作品

1 光芒を掠めねぐらへ小白鳥 2 横すわりの熱燗注ぐ目の妖し 3 友逝きて弔吟捧ぐ冬桜 4 猪苗代白鳥の群れ遥かなり 5 白鳥や琵琶湖ブルーに数十羽 6 寒夕焼け西方浄土と交信す 7 手も止まりアルバム捲る大晦日 8 生きているこその四苦八苦晦日かな 9 …

2021年11月句会のご報告と次回兼題

コロナの感染者発症数も全国的に落ち着いたと思いましたら、またも得体のしれぬ変異株が出てきました。世界中で一斉に素早い対応がなされていますが、私たちは今まで通り、マスクをかけ、人ごみの中にはあまり出ないように、手洗いうがいはマメにするといっ…

2021年11月句会 作品と選句と鑑賞

駒 1 水やれば亡母うかぶや石蕗の花 【祥雲】 2 街灯に強く光りて石蕗の花 【牛郎】 3 閉じる店石蕗の花先に咲き 【一駒】 駒 4 露天湯のけむり艶やか八つ手の葉 【歌子】 5 石蕗の花道案内の茶会かな 【法被衣】 祥 牛 歌 6 口元の見えぬ賑わい酉の市…

2021年11月句会

1 水やれば亡母うかぶや石蕗の花 2 街灯に強く光りて石蕗の花 3 閉じる店石蕗の花先に咲き 4 露天湯のけむり艶やか八つ手の葉 5 石蕗の花道案内の茶会かな 6 口元の見えぬ賑わい酉の市 7 渋柿の皮剥く五百六百個 8 腰上げの一と針嬉し七五三 9 天翔…

2021年11月句会の兼題

11月の兼題は、今まで通りこちらのコメント欄か、haikude575@yahoo.co.jp までお知らせください。 兼題は必ずしも季語でなくても構いません。例えば当季雑詠でもいいし、 ある言葉の読み込みでもいいし、調べぬいた季語でも、何でもご自由です。 祥雲さん…